スマートウォッチ「OPPO Band 2」レビュー:8480円で充実のヘルスケア機能、盤面を“着替える”楽しさも(3/3 ページ)
活動量計として豊富な機能を備え、文字盤デザインも楽しめるスマートウォッチ「OPPO Band 2」をレビューする。
OPPO Watch Freeから大幅改善
OPPO Band 2を前世代モデルに相当する「OPPO Watch Free」との使用感の違いについても軽く触れておこう。同じ画面サイズが両端末を使い比べてみると、多くの面で改善されていることが分かる。
最も性能向上を実感したのはレスポンスだ。OPPO Band 2は明らかにキビキビ動く。例えば腕を上げてウォッチフェースを見るとき、OPPO Watch Freeでは画面表示までに約0.5〜1秒かかるが、OPPO Band 2では、0.3〜0.5秒程度で画面が表示される。わずかな差ではあるが、実用性が大きく向上していると感じた。
運動や睡眠時間の計測も、OPPO Band 2はより正確に行えるようだ。例えば、「ワークアウト」の設定をせずに長距離の徒歩移動したとき、OPPO Watch Freeでは「運動を記録しますか」という選択肢が表示されるが、Band 2では自動でワークアウトと認識して、活動履歴を記録してくれる。
価格についても「OPPO Watch Free」が9980円(2021年12月の発売時)だったのに対して、「OPPO Band 2」は8480円に設定されている。約1年分の性能向上を取り入れつつ、より手に取りやすい価格になっている。
活動量計+楽しめる文字盤で買う価値アリ
Apple WatchやAndroid Wearのような高機能なスマートウォッチと比較するとOPPO Band 2に「できないこと」はたくさんある。
例えば、アプリを追加インストールすることはできないし、地図アプリで道案内したり、音声アシスタントに命令したりもできない。Suica決済も当然対応していない。
一方で、長時間使える電池持ちや装着感の軽さなどはOPPO Band 2も引けをとらない。活動量計としての機能は充実しており、日常生活の中での運動の記録ならOPPO Band 2で十分カバーできるだろう。さらに、簡単に制作できるウォッチフェースの楽しさも、この時計ならではのものだ。
スマートウォッチに求める機能が日々の健康管理で、文字通りの「腕時計」としても使いたいという人には、OPPO Band 2が安価かつ最適な選択肢となるだろう。
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