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iPhoneで桜をキレイに撮る方法【2023年版】 iPhone 14 Proならではの機能も活用荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/3 ページ)

iPhoneで使って桜をキレイに撮影する方法を解説。くすんでしまった写真は、編集機能の「ブリリアンス」で補正しよう。桜の密集感を出すには望遠で撮るのがいい。マクロ撮影は使わない方がいい場合もある。

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マクロを使うときと使わないとき

 桜といえばぐぐっと花びらに寄って撮りたくなる。桜ってアップで見てもきれいなのだよね。しげしげと見ちゃう。

 で、iPhone 13 Proや14 Proはマクロ撮影機能がついた。これのカラクリはちょっとややこしくて、メインカメラは撮影最短距離があまり長くない。近すぎるとピントが合わなくなる。

 そこで、iPhone 13 Proや14 Proはカメラが近づきすぎると、もっと近くまでピントが合う「超広角カメラ」にしれっと切り替えるのだ。

 これは自動的に行われるから気付かない人は気付かないけど「設定」で「マクロ撮影コントロール」をオンにすると、切り替わったことを教えてくれる。

iPhone桜
ぐいっと近づくと途中からマクロアイコンが表示される

 普通にぐぐっと近寄れていていいよね。

 ではマクロ機能を使わないで撮ってみよう。メインカメラはあまり近寄れないけど、「2x」にすればその分大きく撮れるので、近寄れない分を相殺できる。2xにしてマクロがオンにならないギリギリのところを攻める。

iPhone桜
2xでマクロ撮影に切り替わる直前まで近づいてみた

 さっきのマクロモードで撮った写真と、マクロを使わず2xで撮った写真。比べると違いは一目瞭然。

iPhone桜
マクロを使わず2xで撮った方が背景もぼけるし、描写も柔らかくてきれい

 メインカメラで撮った方が背景がぼけて撮りたい花がぐぐっと目立っているのが分かる。メインカメラの性能が上がったiPhone 14 Proならではだ。

iPhone桜
2x望遠にすればマクロ撮影に切り替えなくてもここまで撮れるのだ。上手に使いこなしたい

 花をアップで撮りたいときはマクロを使うか使わないかのせめぎ合いを制するのが重要なのである。マクロ機能はほんとに「ギリギリまで寄りたい」ときに使うべし。

iPhone桜
マクロ機能で撮影。ここまでディテールに寄りたいときはマクロモードを使うべし

ライトアップされない夜桜もまたよし

 そして夜が来た。特にライトアップされてなくても、ほんのり光る公園灯に照らされた桜は妖艶でいい。そのとき、つい明かりに照らされて明るい桜を撮ってしまいがち。

iPhone桜
公園灯にいい感じに照らされた桜があったので。iPhone 14 Proは暗所に強くなったのでこのくらいならナイトモード不要だ

 でも、公園灯が照らさない桜にも目を向けてみたい。今のiPhoneはナイトモードが優秀なので、暗ければ暗いなりに撮れるのだ。むしろその方がリアルな夜の桜って感じになる。

iPhone桜
めちゃ暗くてもナイトモードなら撮れちゃう

 暗い桜をあえてナイトモードで捉えるってのもいいよね。

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