連載
iPhoneで桜をキレイに撮る方法【2023年版】 iPhone 14 Proならではの機能も活用:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(3/3 ページ)
iPhoneで使って桜をキレイに撮影する方法を解説。くすんでしまった写真は、編集機能の「ブリリアンス」で補正しよう。桜の密集感を出すには望遠で撮るのがいい。マクロ撮影は使わない方がいい場合もある。
しだれ桜は超広角が楽しい
同じ場所の桜ばかりでもアレなので最後は都会で出会った桜を。
たまたま東京の日本橋を渡ろうとしたら、その袂に立派なしだれ桜が1本植わっており、通り過ぎる人がみな写真を撮っていたのである。
普通に撮るとこんな感じ。
しだれ桜のしだれって「枝垂れ」なわけで、下に枝が垂れているからこそ撮れる写真ってある。超広角カメラにして真下から撮るとしだれの迫力が出る。
さて、ここで思った。ここまでの流れは「日本橋へ来た。渡ろうと思ったら、満開の枝垂れ桜が目に入り、こんなところにことのほか立派なしだれ桜があったのか、と感じ入った」である。であれば、ここで大事なのは「日本橋で意外なしだれ桜にであった」ではないか。
そこでアングルを変え、背景に日本橋がいい感じに入るよう撮り直したのがこちらだ。
これで「都会で出会った立派なしだれ桜」の写真から「春の日本橋を彩るしだれ桜」の写真になったわけだ。
桜自体をキレイに撮るのもいいし、桜がある風景を撮るのもいいし、桜の花自体にフォーカスするのもいいし、その桜に出会った瞬間を残すのもいい。満開を楽しめる期間が短いからこそ、自分なりの桜の写真を撮りたいよねと思うのである。
関連記事
- 早くも満開! iPhoneで桜をキレイに撮る方法(2020年版)
2020年は、桜が例年よりも早く開花した。そこで、iPhoneで桜を撮るコツを紹介したいが、意外と難しい。たいていの場合「あれ? もっと華やかだったはずなのに」とか「もっと明るく見えたのに」となるからだ。そこを一工夫しようという話だ。 - iPhoneでPixelの「消しゴムマジック」を試す 実は有料だけど使う価値はある?
Androidだけでなく、iPhoneユーザーにも2月に「Google フォト」が公開された。この内部機能の内の1つ「消しゴムマジック」を実際に使ってみよう。「Google One」ユーザー限定の機能となるが、不要なものを消去するのにはぴったりな機能だ。 - iPhoneで「忍者レフスマート」を使ったら効果絶大 これ1枚で映り込みを防げる
ガラス越しの、例えばショーウィンドウやアクリルケースに入った商品や、明るい部屋から夜景をiPhoneで撮影したいと思ったときに役立つのが「忍者レフスマート」だ。クリップで取り付けるだけで光の反射を抑え、きれいに撮影できる。 - iPhoneのカメラでやってはいけないこと AIでも補正できないNG例
年々レベルアップするiPhoneのカメラだが、それでもやってはいけないことがある。自由なスマホカメラでさらにきれいな写真を撮るための4つのポイントを確認しよう。 - 何だか気持ち悪い iPhoneで撮影した写真の「ちょっとした傾き」を直す方法
筆者は仕事柄かもしれないが、微妙に傾いている写真がすごく気になる。実際に傾いて撮れてしまった写真を見つつ、修正する方法を解説する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.