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スマホ決済を使わない人は「スキル不足」な人? 「セキュリティ」にも不安を覚えているかもMobile Weekly Top10

朝日大学のマーケティング研究所が「スマホでのキャッシュレス決済の利用に関する調査」の結果を公表しました。報道発表に含まれない調査結果を合わせて見てみると、キャッシュレス決済を使わない人は「スキル不足」だけでない理由を抱えていることが分かります。

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 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年3月23日から2023年3月29日までの7日間について集計し、まとめました。

 今回の期間のアクセス数の1位は、朝日大学(岐阜県瑞穂市)のマーケティング研究所が実施した「スマホでのキャッシュレス決済の利用に関する調査」の結果について取り上げた記事でした。

 この記事で取り上げた調査結果自体は、実は2023年1月に公開されていた(PDF形式)のですが、報道発表は3月に入ってから行われました。若干のタイムラグが気になる所ですが、同研究所のWebサイトではスマートフォンにおけるキャッシュレス決済の「非利用層」「利用層」の分析を行ったデータも公開されています。

 記事で取り上げた「利用層と非利用層の比較編」では、キャッシュレス決済を使わない層はスマホの利用スキルに自信がない傾向があることが示唆されているのですが、非利用層の分析編も見てみると、スマホの「情報漏えい」や「セキュリティ」に不安を覚えていること、必要性を感じないスマホの紛失が不安といった理由も挙げられています。男女別では、情報漏えいやセキュリティへの不安は女性に強い傾向も伺えます。

 比較編と合わせて考えると、低スキルユーザーへのアプローチセキュリティへの不安の払拭(ふっしょく)が重要そうです。ただ、両者はある意味で“二律背反”な面もあります。セキュリティをしっかりと確保しつつ、スキルが低くても安心して使えるサービスにする――簡単そうに見えて、結構難しい課題のような気もします。どう解決すればいいのでしょうか……?

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