Googleの折りたたみスマホ「Pixel Fold」は日本を含む4カ国限定 日本重視の表れ?:Mobile Weekly Top10
Googleが7月中旬に発売する折りたたみスマホ「Pixel Fold」は、日本を含む4カ国でのみ発売されます。なぜ日本が含まれるかといえば、同社の「日本重視」の姿勢の発露だと思うのです。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2023年5月11日〜2023年5月17日
- Google初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」7月中旬発売、約25万円 薄型と耐久性に注力
- スマホの地図アプリがカーナビに早変わり ヘッドアップディスプレイ「HUD-2023」を試す
- ドコモ、au、ソフトバンクが「Pixel 7a」を発売 価格や買い方を比較しよう
- 京セラが個人向け携帯電話事業から撤退へ ただし高耐久スマホ「TORQUE」は継続予定
- Androidスマホへの「マイナンバーカード」電子証明書搭載 デジタル庁が設定手順などを説明
- 「Xperia 1 V」は何が進化したのか 「Xperia 1 IV」と比較して分かったこと
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- マイナンバーカードの「スマホ電子証明書」を使う 注意すべきポイントは?
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年5月11日から2023年5月17日までの7日間について集計し、まとめました。
期間内のアクセス数の1位は、Google初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の発売を伝える記事でした。日本では6月20日から予約を受け付け、7月中旬に発売される予定です。同時に発表された「Pixel 7a」と同様に、大手キャリアでもau(KDDI/沖縄セルラー電話)とソフトバンクに加えてNTTドコモでも取り扱われることになりました。
Pixelシリーズは、モデルによって取り扱う国/地域が異なります。Pixel 7aはスペシャルモデル扱いとなる「Coral」以外の3色は比較的広い国/地域で販売されますが、Pixel Foldに関しては現時点で米国、ドイツ、イギリスと日本でのみ販売される予定です。過去の「Pixel 4a(5G)」ほど極端な限定(日米のみ)ではありませんが、かなり取り扱い範囲を絞っている印象です。
日本におけるPixelシリーズのスマホの登場は、第3世代に相当する「Pixel 3シリーズ」からと若干出遅れています。しかしGoogleは、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)に対応させるべく日本専用のオリジナルハードウェア(モデル)を用意するなど、日本市場を相当に“重視”しています。Pixel 4a(5G)を境に、その傾向は加速しているという印象も受けます。
今回、ドコモにおいてPixel 7aとPixel Foldの扱いを“復活”できたのも、Googleが持つ「日本重視姿勢」の発露の1つだと考えています。何しろ、ただでさえ開発にコストが掛かるフォルダブル(折りたたみ可能な)スマホを、日本専用のハードウェア(おサイフケータイや5G NRにおける4.5GHz帯対応)として発売するわけですから……。
今後、Googleハードウェア(Pixelブランド)における日本重視がどこまで継続するのか、注視し続けたいところです。
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