「Nothing Phone (2)」は「Snapdragon 8+ Gen 1」搭載へ カール・ペイCEOが理由を説明
英Nothing Technologyが2023年夏頃に発表予定の新型スマートフォン「Nothing Phone (2)」。プロセッサに「Snapdragon 8+ Gen 1」が採用される。カール・ペイCEOが理由を説明している。
英Nothing Technologyが2023年夏頃に発表予定の新型スマートフォン「Nothing Phone (2)」について、カール・ペイCEOは「Snapdragon 8+ Gen 1を搭載する」とツイートした。
There has been a lot of discussion ever since we announced that Phone (2) will have a Snapdragon 8 Series chipset. Well here's some news - it’s going to be the premium-tier powerhouse Snapdragon 8+ Gen 1. A clear upgrade from Phone (1). Let’s talk about the key differences.
同氏によると、先代の「Nothing Phone (1)」比で全体的なパフォーマンスが80%向上し、アプリを起動する際の速度が2倍増となる。バッテリー寿命、ネットワーク接続性、カメラ機能など、全体的に大幅な改善が見込まれるという。
さらに、4nmプロセスで製造されたSnapdragon 8+ Gen 1を「消費電力および熱管理の面で最高クラス」(同氏)と評している。
Built for excellence: We chose the Snapdragon 8+ Gen 1 for a reason. Manufactured on TSMC's 4nm process, it’s best-in-class when it comes to power consumption and heat management. No debate here.
Nothing Phone (2)のプロセッサが「Snapdragon 8+ Gen 1」になった理由については、「Snapdragon 8+ Gen 1が徹底的にテストされ、多数のアップデートを通じて継続的に最適化されているため」(同氏)という。
加えて、「私たちはスペック競争でトップになることよりもユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)を優先する」(同氏)としている。
Tested to perfection: The Snapdragon 8+ Gen 1 has been thoroughly tested and continuously optimised through numerous updates since its introduction a year ago. We prioritise user experience over being first in the specs race.
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