「Galaxy Z Flip5」の進化を写真で徹底解説 大型カバーディスプレイの使い勝手は?(1/2 ページ)
サムスン電子が発表した縦折りのスマートフォン「Galaxy Z Flip5」を写真でチェック。構造を刷新したフレックスヒンジを採用したことで、閉じたときの隙間がほとんどなくなった。閉じたときに使うカバーディスプレイが3.4型に大きくなり、使い勝手も向上した。
Samsung Electronics(サムスン電子)は、26日に韓国・ソウルで製品発表イベントの「Galaxy Unpacked」を開催した。スマートフォンは、フォルダブル端末の後継機となる「Galaxy Z Flip5」と「Galaxy Z Fold5」を発表している。2機種ともヒンジを大きく改良し、折りたたんだときの薄さをより際立たせているのが特徴だ。ここでは、まずGalaxy Z Flip5を写真とともにチェックしていく。
閉じたときの隙間がほとんどないフレックスヒンジを採用
Galaxy Z Flip5は、いわゆる縦折り型のフォルダブルスマホ。開いたときの形状は通常のスマホに近いが、2つに折りたたむことで、よりコンパクトな形状にして持ち運ぶことが可能だ。フィーチャーフォン(ガラケー)のそれに近いギミックを採用したモデルといえる。この特徴は、Galaxy Z Flip5にも継承されている。
Galaxy Z Flip5は、構造を刷新したフレックスヒンジを採用したことで、閉じたときにできる画面と画面の間の隙間がほとんどなくなっている。このフレックスヒンジは、ヒンジ内部で水滴のような形にディスプレイを曲げ、折り曲げ部分に“浮き”ができないようにするためのものだ。結果として、Galaxy Z Flip5は折りたたんだときの厚みも、15.1mmになり、先代モデルから2mm薄型化している。
3.4型に大きくなったカバーディスプレイ
閉じたときのカバーディスプレイ(サブディスプレイ)は、サイズを3.4型に拡大した。カメラ周りとヒンジ部を除くと、本体背面の上半分はほぼディスプレイになるサイズ感で、閉じたままでも以前より情報を見やすくなっている。タッチパネルも搭載しているため、そのままウィジェットの切り替え操作を行える。その意味で、情報の確認だけでなく、能動的に操作ができるディスプレイになったといえる。
また、このカバーディスプレイを使って、セルフィーを撮ることも可能だ。一般的に、スマホは外側を向いた背面のカメラの方が高画質だが、折りたためることで、それをそのまま自撮り用に使えるというわけだ。この仕掛け自体はGalaxy Z Flipシリーズに共通しているが、Galaxy Z Flip5では、カバーディスプレイが大型化したことで、より被写体のプレビューが確認しやすくなっている。
ここまでサイズが大きくなると、ウィジェットだけでなく、通常のアプリを閉じたまま操作したくなってくる。Galaxy Z Flip5では、実験的な機能を採用するための「ラボ」という設定を変更することで、それが可能になる。展示機でプリインストールされているアプリを表示できるように設定し、実際にアプリを立ち上げてみたが、(頑張れば)動画などの視聴も可能。決済アプリは入っていなかったため試せなかったが、PayPayなどのコード決済アプリも便利に使えそうだ。
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