「Galaxy Z Flip5」の進化を写真で徹底解説 大型カバーディスプレイの使い勝手は?(2/2 ページ)
サムスン電子が発表した縦折りのスマートフォン「Galaxy Z Flip5」を写真でチェック。構造を刷新したフレックスヒンジを採用したことで、閉じたときの隙間がほとんどなくなった。閉じたときに使うカバーディスプレイが3.4型に大きくなり、使い勝手も向上した。
スペックも確実に向上、アクセサリーを豊富に用意
本体を支えるヒンジの構造やカバーディスプレイが大きく変わったGalaxy Z Flip5だが、ベースとなる端末のスペックも着実に進化している。プロセッサには、サムスン端末用の特別仕様となるQualcommの「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用。カバーディスプレイ側には12メガピクセル、1.8μmの広角カメラと、12メガピクセル、1.12μmの超広角カメラを搭載する。
無段階に調整し、固定することができるヒンジの特徴は受け継がれている。半開きのまま固定して使用するフレックスモードは、フレックスパネルを画面下のアイコンから簡単に呼び出せるようになった。フレックスパネルは、タッチパッドのように使うことができ、音量や画面の明るさなども簡単に変更可能。縦折りのため、表示部はGalaxy Z Foldシリーズと比べると小さくなってしまうが、机やテーブルの上に置いたまま使えるのは便利だ。
ケースなどのアクセサリーが豊富に用意されるのも、Galaxy Z Flipシリーズの魅力だ。Galaxy Z Flip5では、大型化したカバーディスプレイを生かし、カスタマイズを楽しめるアクセサリーが用意されている。ケースに入れたシートに仕込まれたNFCを読み込み、そのシートの柄に合ったコンテンツをカバーディスプレイ側に表示するという仕組みだ。ケースとディスプレイで、トータルコーディネートを楽しめる仕掛けといえる。
縦折り型スマホの先駆けともいえるGalaxy Z Flipだが、Galaxy Z Flip5では、その特徴にさらに磨きをかけてきた格好だ。どちらかといえば、フォルダブルスマホの中で普及率が高いのはこちらのタイプ。それだけに、サムスン電子がGalaxy Z Flip5の開発に注力していることがうかがえる。
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