「Pixel Fold」のカメラはどう? Pixel 7 Proには一歩譲るが折りたたみ機構が面白い:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
とうとうGoogleも発売した、横開き式スマホ「Google Pixel Fold」。撮影の自由度が上がり、撮った写真を大画面で見られる点は折り畳みスマホの大きな魅力といえる。今回は閉じたり開いた状態での使い勝手や機能について、いろいろと遊びながら確かめてみた。
5倍望遠カメラは便利
と、Pixel Foldの折りたたみ機構とカメラの関係をチェックしたところで、肝心のカメラの話。
Pixel Foldは「Pixel 7 Pro」と同じくトリプルカメラ。でもさすがに7 Proとは使っているイメージセンサーが違う。
メインカメラはクアッドPDの4800万画素でセンサーサイズは1/2型(Pixel 7 Proは5000万画素で1/1.31型)。
超広角カメラは1080万画素で1/1.3型(Pixel 7 Proは1200万画素)。16mm相当でF2.2。フォーカスは固定だ。
望遠カメラは1080万画素のデュアルPDで35mm判換算で約110mm(Pixel 7 ProはクアッドPDで4800万画素)。5倍の望遠だ。レンズはペリスコープ型でF3.1とちょっと暗めである。
超広角と望遠カメラが1200万画素に満たないところはちょっと残念だけど、撮影画像サイズは1200万画素になる。
使った感じとしてはPixel 7 Proの弟分だ。
ざっくりといつものガスタンクを。カメラアプリでは0.6x、1x、2x、5xの4つの撮影倍率が用意されているのでその4つを行こう。
望遠に強そうなので望遠作例からいこう。
20xになると、画面上に小さく全体のどこを撮ろうとしているかを教えてくれる窓が出るので、被写体を見失いづらい。
そして灼熱(しゃくねつ)の好天が続いたので青空ものをいくつかいっておこう。
そして耐えられず、冷房の効いたところに駆け込んで。
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