経済圏の意識/ポイント利用は「楽天」が大差で1位 MMDの調査より
MMD研究所が、8月17日に「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表。経済圏を意識してサービスを利用していると答えたのは70.2%で、2022年10月調査から14.0ポイント増加している。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、8月17日に「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表した。予備調査では18歳〜69歳の男女2万5000人、本調査ではドコモ経済圏、au経済圏、PayPay経済圏、楽天経済圏、イオン経済圏をメインで利用する各500人、計2500人を対象としている。
予備調査では、現在活用している共通ポイントと、その中で最も活用している共通ポイントを複数回答で聞いた。現在活用している共通ポイントは楽天ポイントが59.7%、Tポイントが49.8%、Pontaポイントが41.0%で、最も活用している共通ポイントは楽天ポイントが35.0%、dポイントが14.0%、PayPayポイントが11.4%となった。
5サービス経済圏のいずれかを「意識している」という回答は70.2%で、2022年10月調査より14.0ポイント増加。5サービス経済圏のいずれかを意識している1万7550人を対象に最も意識している経済圏を聞いたところ、楽天経済圏が46.0%と大差で1位、次いでドコモ経済圏が17.7%、PayPay経済圏が16.2%となった。
メインで利用しているサービスの経済圏を意識したきっかけは、ドコモ経済圏とau経済圏が「通信サービス」、PayPay経済圏が「QR/バーコード決済」、楽天経済圏が「ECサイト」、イオン経済圏が「リアル店舗」がそれぞれトップとなった。メインで利用している経済圏の満足度は、楽天経済圏が77.2%、PayPay経済圏が76.4%、イオン経済圏が75.6%となった。
家族や友人にお勧めしたいかどうか10点満点の点数をつける、NPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)を算出した。9点から10点をつけた推奨者が18.6%、7点から8点をつけた中立者は44.0%、0点から6点をつけた批判者は37.4%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-18.8となった。サービス別のNPSはPayPay経済圏が-12.8で最も高く、次いで楽天経済圏が-16.0となった。
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