IIJmio、ドコモ回線でも音声eSIMを提供 物理SIM→eSIMの変更も可能に
IIJmioが、9月22日からドコモ回線のタイプDでもeSIMサービスを提供する。料金は、音声SIMやタイプAのeSIMと変わらず、2GBで月額850円〜20GBで月額2000円。音声物理SIMと音声eSIMの交換、eSIMの回線変更も可能になる。
インターネットイニシアティブ(IIJ)が、個人向けMVNOサービス「IIJmio」にて、ドコモ回線の「タイプD」向けに9月22日から音声通話機能付きのeSIMサービスを提供する。
IIJはフルMVNOサービスの仕組みを生かし、ドコモ回線を使ったデータ回線のeSIMは2020年から提供しているが、音声には対応していない。au回線のタイプAについては、2022年10月からeSIMサービスを提供している。IIJは「タイプDの音声eSIMの要望も非常に多く寄せられていたことから、今回新たに提供を開始することにした」としている。
料金は、音声SIMやタイプAのeSIMと変わらず、2GBで月額850円(税込み、以下同)〜20GBで月額2000円。初期費用として3300円、SIMプロファイル発行手数料として434.4円がかかる。
タイプDの音声eSIMで開通手続きをする際、利用している端末の識別番号「EID」を入力する必要がある。EIDは端末の設定や外装記載などから確認できる。EIDを登録すると、会員専用ページにアクティベーションコードが表示され、eSIMを使う端末でコードを読み取ると、通信に必要なSIMプロファイルをダウンロードできる。なお、iPhoneはアクティベーションコードを読み込まなくてもSIMプロファイルをダウンロードできる「eSIMキャリアアクティベーション」を利用できる。
音声物理SIMと音声eSIMの交換、eSIMの回線変更が可能に
9月22日から、IIJmioの会員専用ページから、ギガプランの音声物理SIMと音声eSIMの変更、音声eSIMのタイプAとタイプDの回線変更が可能になる。その際、2200円の交換手数料と、別途SIMカード発行手数料(220円〜446.6円)が発生する。
なお、9月22日から11月30日まで、音声SIMから音声物理eSIMした場合、音声eSIMのタイプD/タイプAの変更をした場合、SIM交換手数料を0円にするキャンペーンを実施する。
関連記事
- IIJmioギガプラン、音声SIMを音声eSIMへ交換可能に 9月下旬から
IIJmioモバイルサービス ギガプランで、9月下旬から音声通話機能付きSIMカードを音声eSIMへ交換対応開始。ミニマムスタートプランなど旧プランからギガプランへの移行も即時対応する。 - 物理SIMなしiPhoneの登場も想定? IIJmioで音声対応eSIMサービスを提供する狙い
IIJは、10月にau回線を使った「タイプA」で、eSIMのサービスを開始した。同社は早くからドコモ回線でMVNO事業を展開してきただけに、なぜau回線から音声通話対応のeSIMサービスを開始したのかと疑問を覚える向きもあるだろう。フルMVNOとして提供しているデータ通信対応のeSIMサービスが伸びている中、音声通話対応のeSIMサービスを拡大する意義がどこにあるのか。 - IIJmio、au回線で音声対応eSIMの提供を開始
インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月25日から、音声通話機能付きeSIMを提供する。対象プランは個人向けMVNOサービス「IIJmioモバイルサービス」のギガプラン タイプA(au網)。月額料金は2GBで850円から。 - IIJmioをオススメできる人、できない人【2023年3月】:料金の安さはトップクラス、乗り換えキャンペーンもお得
IIJmioは個人向けMVNOで最も契約回線数の多いサービスです。「ギガプラン」の安さは主要な格安SIMではトップクラスで、乗り換え時にスマホが安く買えるキャンペーンも人気です。ただし、回線混雑時には通信速度が遅くなるデメリットもあります。 - IIJmio「ギガプラン」で4GBと8GBを増量した理由 競合に比べてどれだけ安い?
「IIJmio」の「ギガプラン」で、一部データ増量をする。対象となるのは4ギガプランと8ギガプランで、月間のデータ容量を4ギガプランは4GBから5GBに、8ギガプランは8GBから10GBに増量する。IIJmioでは中容量帯の利用が増えているという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.