ニュース
Google、Pixelシリーズの修理マニュアルを公開(日本語版はまだ)
Googleは、「Pixel」シリーズの修理マニュアル(英語と仏語)を公開した。欧米などの一部地域では、故障かどうかチェックできる「診断アプリ」も公開した。
米Googleは12月14日(現地時間)、欧米などの一部地域で、同社のスマートフォン「Pixel」シリーズの修理マニュアルをPDFで公開した。まずは「Pixel Fold」「Pixel 8/8 Pro」のマニュアルのみだが、今後他の製品向けにも公開していくとしている。
Pixelシリーズのマニュアルは、2021年に修理可能性について明示することが義務付けられているフランスで公開されている。これが英語と最新モデルに拡大されたかたちだ(それでマニュアルのバージョンが2.0になっているようだ)。
マニュアルは日本からもダウンロードできる。例えばPixel 8 Proのマニュアルは240ページにも上り、各パーツの名称から細かい問題の検証方法まで網羅されている。
また、こちらも日本は対象外だが、Pixelシリーズのスマートフォンおよびいタブレットが機能しているかどうか診断するためのアプリも公開された(米国、英国、カナダ、オーストラリア、EU圏)。
診断したい端末がインターネットに接続されていることを確認し、電話アプリで特定の番号をダイヤルすることでアプリを開く。画面のメッセージに従って操作していくと、センサーやカメラ、ディスプレイなどについて問題があるかどうか診断できる。
Googleは6日に発表した「Feature Drops」で「修理モード」の追加を予告している。こちらは日本でも使えるようになる見込みだ。
関連記事
- 「Pixel 8 Pro」にGoogleの生成AIモデル「Gemini Nano」搭載 その他の「Feature Drops」も一気に紹介
GoogleはOpenAIのGPT-4と競合する新生成AIモデル「Gemini」を発表した。その最小モデル「Gemini Nano」は「Tensor 3」搭載の「Pixel 8 Pro」で利用可能に。今年最後の多数の「Feature Drops」も紹介した。 - Pixelスマホの“7年アップデート保証”が与える影響 iPhone並みの長寿に?
Pixel 8と8 Proでは、7年間のアップデート保証を打ち出したことも大きな話題となっています。スマホを頻繁に買い替えない人にとって、1台を長く使えることは大きなメリットとなります。海外での各種法令への対応も背景にありそうです。 - Galaxyスマホを即日修理 「Galaxy リペアコーナー」がドコモショップ池袋や三宮などにオープン
サムスン電子ジャパンは8月31日、対象のGalaxyスマートフォンをデータ初期化せずに即日修理が可能な「Galaxy リペアコーナー」を、「ドコモショップ 船橋店」、「ドコモショップ 三宮さんプラザ店」、「ドコモショップ 池袋サンシャイン通り店」にてオープンする。Galaxyリペアコーナーの店舗数は全国で13店舗となる。バッテリー交換キャンペーンも実施される。 - 折りたたみスマホ「Pixel Fold」の修理費は? ドコモ/au/ソフトバンクで受けられる保証まとめ
Google初の折りたたみスマートフォンとなる「Pixel Fold」が発売された。Pixel Foldは左右に開くブック型の折りたたみ端末。大手3キャリアではどのような保証を受けられるのか整理してみた。 - Appleの「セルフサービス修理プログラム」、日本での提供が難しい理由
2022年4月27日(現地時間)、Appleの「セルフサービス修理」プログラムの提供が、米国で始まりました。純正部品を購入すれば壊れたiPhoneの修理をユーザー自身で行えるという内容です。日本での展開も期待したいところですが、残念ながら日本ではやや事情が異なります。 - Apple、iPhoneの「セルフサービス修理」プログラムを来年米国などで開始へ
Appleは、ユーザーが自分でiPhoneを修理しても保証対象外にしない新プログラムを発表した。来年米国でiPhone 12、13を対象に開始する。Appleから純正部品やツールを購入する必要がある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.