ポイント経済圏を「最も意識」は楽天が最多 満足度が高いサービスは? MMDが調査
MMD研究所は、2月7日に「2024年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表。現在活用している共通ポイント「楽天ポイント」が多く、ポイント経済圏の総合満足度は「PayPay経済圏」がトップとなった。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、2月7日に「2024年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表した。対象は「ドコモ経済圏」「au経済圏」「PayPay経済圏」「楽天経済圏」「イオン経済圏」「Vポイント経済圏」のメイン利用者、計2500人。
予備調査で18〜69歳の男女2万5000人を対象に現在活用している共通ポイント(複数回答可)と、最も活用している共通ポイントを聞いた。現在活用している共通ポイントは楽天ポイントが59.3%、Tポイントが48.3%、Pontaポイントが40.5%で、最も活用している共通ポイントは楽天ポイントが34.1%、dポイントが14.4%、PayPayポイントが12.4%となった。
また、経済圏を意識しているか聞いたところ「意識している」が58.0%、「意識していない」が42.0%。これをポイント経済圏別でみると「意識している」割合が多いのは楽天経済圏が42.0%、PayPay経済圏が27.0%、ドコモ経済圏が22.0%となった。ポイント経済圏を意識している1万4488人へ最も意識しているポイント経済圏を聞いたところ楽天経済圏が45.7%、PayPay経済圏が18.1%、ドコモ経済圏が16.3%となる。
ポイント経済圏メイン利用者2500人を対象に経済圏を意識し始めたきっかけを聞いたところ、ドコモ経済圏とVポイント経済圏は「クレジットカード所有」、au経済圏は「モバイル通信利用」、PayPay経済圏は「QRコード決済利用」、楽天経済圏は「ECサイト利用」、イオン経済圏は「電子マネー利用」がトップとなった。
メインで利用している経済圏の総合満足度を聞いたところ、PayPay経済圏が81.8%、イオン経済圏が78.4%、楽天経済圏が73.0%となった。
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