携帯キャリアメインは「UQ mobile」「楽天モバイル」が増加中、満足度は「LINEMO」がトップ MMDの調査から
MMD研究所は、3月5日に「2024年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。メイン利用の割合は「UQ mobile」「楽天モバイル(MNO)」が増加し、総合満足度やNPSは「LINEMO」がトップになった。
MMD研究所は、3月5日に「2024年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。予備調査では18〜69歳の男女4万人、本調査ではNTTドコモ、au、ソフトバンク、ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイル(MNO)、Y!mobile、UQ mobileの利用者各300人、計2700人を対象としている。
通信契約しているスマートフォンを所有している3万6643人へ、メインで利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ、従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は90.4%。2023年9月の調査と比較すると、オンライン専用プランの割合は9.4%で0.3ポイント、キャリアサブブランドの割合は18.5%で0.6ポイント増加した。
同様に通信契約しているスマートフォンをサブ利用している4155人へ通信サービスを聞いたところ、従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は84.8%。オンライン専用プランの割合は14.6%、キャリアサブブランドの割合は12.7%となる。
メイン利用しているスマートフォンでMNOを利用している3万3128人を母数とし、MNO各サービスの割合を求めた。これを2023年9月調査と比較すると、割合が増加したのはUQ mobileの0.6ポイント、楽天モバイル(MNO)の0.4ポイントとなる。
本調査で利用しているサービスの総合満足度を聞いたところ、トップはLINEMOの744ポイント、次いでpovoの740ポイントとなった。家族や友人に薦めるかどうか10点満点の点数をつけ、9〜10点が推奨者、7〜8点を中立者、0〜6点を批判者として推奨者から批判者を引いたNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出したところ、サービス別のNPSはLINEMOが-3.0と最も高く、次いでpovoが-6.0となった。
1年以内に利用している通信サービスのカスタマーサポートを受けた経験があるか聞いたところ、NTTドコモが29.3%と最も多く、次いでY!mobileが28.3%、ソフトバンクが26.3%となった。3キャリアとキャリアサブブランドは、オンライン専用プランと楽天モバイルに比べて経験が多い傾向にある。
関連記事
- 総務省、電気通信サービスの契約数などを公表 トップシェアはMNOがドコモ、MVNOがIIJ
総務省は12月22日に2023年度第2四半期の電気通信サービスの契約数とシェアについて公表した。移動系通信の契約数は2億1567万(前期比で1.3%増、前年同期比で5.0%増:単純合算では3億160万)。携帯電話の契約数は2億1552万(前期比で1.3%増、前年同期比で5.1%増)となった。 - 楽天モバイルとLINEMOが満足度1位に オリコンが携帯キャリア/格安ブランド向けに調査
oricon MEは「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」の満足度を調査。「楽天モバイル」と「LINEMO」が1位になり、新たに目的別「乗り換え」「新規」ランキングも発表している。 - 通信サービスの満足度はahamoとLINEMOがツートップ、伸び率トップはUQ mobile MMDの調査より
MMD研究所が、10月19日に「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。NTTドコモの「irumo」「eximo」とauの「auマネ活プラン」認知度は約半数で、総合満足度は「ahamo」、NPSは「LINEMO」がトップとなった。 - 通信キャリア「一度も乗り換えなし」はドコモユーザーがトップ MMDが調査
MMD研究所が、9月26日に「通信キャリアの乗り換え経験に関する調査」の結果を発表。通信キャリアの乗り換え経験ありは53.5%で「一度も乗り換えなし」はNTTドコモユーザーがトップ。また、24.5%が乗り換えを検討している。 - 4キャリアの通信サービス、満足度1位はUQ mobile NPS1位はahamo MMD研究所調べ
MMD研究所が「2023年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。メイン利用はMNOが90.3%だが、オンライン専用プランとキャリアサブブランドが引き続き増加傾向にある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.