強力な望遠カメラが自慢の「OPPO Find X7 Ultra」 ブラックレザーがとにかくカッコイイ:山根康宏の海外モバイル探訪記
OPPOが中国で販売中の「Find X7 Ultra」は、強力なカメラ性能が自慢のスマートフォンです。本体デザインも高級カメラモデルであることを思わせるブラックレザー調モデルも提供。中身だけではなく外観にもこだわりを持った製品です。
OPPOが中国で販売中の「Find X7 Ultra」は、強力なカメラ性能が自慢のスマートフォンです。それだけではなく、本体デザインも高級カメラモデルであることを思わせるブラックレザー調モデルも提供。中身だけではなく外観にもこだわりを持った製品です。
プロセッサはSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、本体性能に不満が出ることはないでしょう。ディスプレイは6.82型(1440×3168ピクセル)、4500ニトと明るく、屋外での写真撮影時もプレビューをしっかり確認できます。最近はディスプレイの輝度を高めたモデルが各社から出てきており、屋外での視野性は数年前のスマートフォンと比べると歴然としています。
本体のカラバリは3色あり、ブラウンとブルー(濃紺)カラーはそれぞれカメラバンプ部分を大きく目立たせるツートンカラーの仕上げ。ハッセルブラッドとコラボしたカメラを搭載しており、「H」のロゴがさりげなく存在感を高めています。4つのカメラは広角、超広角含め全て5000万画素。広角はソニーの1型積層センサーを搭載し、2.8倍と6倍の2つのペリスコープ望遠カメラも搭載します。
最も目を引くカラバリはブラックでしょう。背面は中央に縫い目を入れたようなデザインですが、ヴィーガンレザーにプレスでそれを表現しています。カメラバンプとその周りは前2モデルより落ち着いた色に仕上げており、雰囲気もかなり異なります。
カメラ部分の出っ張りは若干あるものの、落ち着いた色合いなのであまり気にならないと思います。側面にはOnePlusにあるアラートスライダーも搭載しています。このスライダーは3段スイッチで、マナーモード切り替えに加え、一番上にスライドさせるとVIPモードとなり、位置情報、カメラ、マイクへのアクセスが不可能になる高セキュリティモードになります。
OSはAndroid 14ベースのColorOS 14.0。今回触れたモデルはメモリ16GB搭載モデルですが、ストレージから128GBの仮想メモリを割り当てられ、最大28GBが使えます。スマートフォンのメモリもここまで使えるものが最近出てきています。
カメラに関してはバンプ部分のローレット処理が美しく、アナログカメラ風の外観となっています。他のメーカーはこの円形のバンプの周囲を覆うカバーを販売して、カメラ用のフィルターを装着できるモデルもあります。Find X7 Ultraもそのようなカバーが欲しいところ。
カメラは通常撮影では1200万画素(ピクセルビニング)、高画質モードでは0.6倍から6倍まで5000万画素そのままで撮影できます。望遠の2つはポートレート撮影にも向いており、凝った写真も楽しめそうです。Find Xシリーズは日本でもここしばらく発売がなく、グローバルでも数年投入されていません。他社のハイエンドカメラフォンをしのぐ性能のモデルだけに、中国以外での展開もしてほしいものです。
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