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お客の多い携帯電話ショップが突然「閉店」するのはなぜ? というか、それでいいの?Mobile Weekly Top10

客入りのいい携帯電話ショップは、一見するともうかっているように見えます。しかし最近、そのような携帯電話ショップが突然閉店してしまうことがよく見られます。一体なぜなのでしょうか……?

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 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2024年3月28日から2024年4月3日までの7日間について集計し、まとめました。

突如なくなるショップ
繁盛しているように見える携帯電話ショップ(特にキャリアショップ)が突然なくなること、増えてるんですよね……

 今回のアクセス数の1位は、客入りの良い携帯電話ショップが、突然閉店してしまう背景を説明した記事でした。

 客入りが良いということは、基本的には売り上げの良い店舗であるはずです。しかし、それをあえて閉鎖してしまう――特に大手通信事業者(キャリア)の業務を代行する「キャリアショップ」において、このような事象が最近多く見受けられます。

 その背景には、代理店(キャリアの業務を受託する企業)を評価する仕組みがあります。客入りが良くても、携帯電話端末(あるいは通信回線)の販売が少ないとそしても評価が下がってしまうのです。その代理店が複数の店舗を運営している場合、「一本足打法(特定の店舗に売り上げが集中する)」よりも「どの店舗も偏りなく売り上げが立つ」方が評価されることもポイントです。

 上記の様な状況の場合、客入りの良い店舗を閉店して、他の店舗(特に売り上げ面では有望な店舗)にリソースを割いた方が、運営コストの圧縮と売り上げを“両立”できることもある――ゆえに、人気店舗がなくなってしまうこともあるのです。

 ITmedia Mobileの読者の皆さんは、恐らく「オンラインでいいじゃん」と考える人も少なくないとは思うのですが、オンラインショップに抵抗感を覚えたり、対面で説明を受けながら端末を購入したいと考えたりする人も少なからずいます。また、店舗でないとできない手続き(あるいは店舗以外でも可能だが、やりとりが煩雑になって面倒な手続き)も存在します。

 何とか、ユーザーへの影響を最小限に抑えつつ、ショップ網を維持できる仕組みを用意できるといいのですが……。

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