auの「Xperia 1 IV」「Xperia 5 IV」「Xperia 10 IV」がAndroid 14へアップデート
KDDIは、4月4日に「Xperia 1 IV」「Xperia 5 IV」「Xperia 10 IV」のOSアップデートを実施。Android 14ではテーマのカスタマイズや健康に関するデータの管理、視覚/聴覚障がい者向けの機能改善などを行っている。
KDDIは、4月4日に「Xperia 1 IV SOG06」「Xperia 5 IV SOG09」「Xperia 10 IV SOG07」のOSアップデートを実施した。
Android 14では壁紙を簡単に切り替えられる他、自分だけのロック画面ショートカットを設定可能。新たなロック画面のテンプレートから自分のスタイルに合うフォントの種類、ウィジェット、色、構成を選択でき、天気が突然悪くなった場合に天気ウィジェットを強調するなど、AIが状況に応じて画面を調整する。ハイダイナミックレンジ(HDR)動画のサポートに続き、Ultra HDRでのHDR画像もサポートする。
フィットネス、健康、睡眠などアプリごとに分離されている健康に関するデータを1つに保存できるヘルスコネクトでプライバシーを一元管理。位置情報などの情報へのアクセスをアプリに許可するよう求められた場合に、アプリが位置データを第三者と共有している際に通知が表示され、デバイスの暗証番号(PIN)は6桁の設定を推奨してセキュリティを強化する。
視覚/聴覚障がいを持つユーザー向けの機能も搭載し、ピンチ操作で拡大や縮小ができる拡大鏡はサイズ変更や拡大する画面の範囲をカスタマイズ可能。別のアプリに移動する際、拡大鏡がオフにならないよう設定もできる。デバイス上のテキストも読みやすさを向上させ、補聴器を接続して操作するための直感的な設定機能も備える。
Xperia独自のサービスも利用可能となり、アプリ「デバイスを探す」に対応していれば、Googleアカウントにサインインしておくとデバイスの直近の所在場所を通知。リモート操作でデバイスをロックしたり、保存したデータを消去したりすることもできる。「ニアバイシェア」が拡張され、アプリをWindows搭載PCへインストールしておけば、PCの写真を手持ちのXperiaへワイヤレスで送ることができるという。
ロック画面をカスタマイズするためのオプションに「サイレントモード」や「ライト」などが登場し、ロック画面にある固定の音声アシスタントとカメラのショートカットアイコンの上に左右どちらかのショートカットとして追加できる。この他、「Game enhancer」「Photo Pro」「Video Pro」「外部モニター」など、エンターテインメントアプリもアップデートしている。
更新時間はWi-Fiや5G/4G利用で約35〜40分、アップデートファイルサイズは約1.3〜1.5GB。アップデート方法は「設定」→「システム」→「システムアップデート」と選択して行う。最新ビルド番号は、Xperia 1 IV SOG06とXperia 5 IV SOG09が「64.2.D.2.112」、Xperia 10 IV SOG07が「65.2.C.2.108」。いずれもアップデート後のAndroidセキュリティパッチレベルは2024年2月となる。
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