“完全0円”の格安SIMはサービスとしての「持続可能性」はあるのか?:Mobile Weekly Top10
BAKERUが、オプテージの支援のもと新しいMVNOサービス「みんギガ」のβ提供を開始しました。au回線が使えるeSIMで「月額0円」という料金設定が驚きなのですが、「月額0円」というとどうしても不安がつきまといます。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2024年6月27日〜2024年7月3日
- “完全0円”の格安SIM「みんギガ」が生まれたワケ 若年層のギガ難民を救えるか
- 楽天モバイルが“大幅前倒し”でプラチナバンドを運用開始できたワケ “飛びすぎない”対策も必須に
- スマホの「イヤフォンジャック」「microSDスロット」は廃止されるのか 次のターゲットは「SIMスロット」?
- 「新しいZenfone」が7月3日に日本上陸 ASUSが予告
- 「Xperia 1 VI」「Xperia 1 V」はどちらが見やすく、持ちやすい? 実機比較で分ったこと
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- ソフトバンクの「motorola razr 40s」、2年後返却で実質24円 機種変更も対象
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2024年6月27日から2024年7月3日までの7日間について集計し、まとめました。
アクセス数の1位は、BAKERUが提供するMVNOサービス「みんギガ」に関する記事でした。
みんギガは、mineoでおなじみのオプテージがMVNEとしてBAKERUに回線を提供する「B2B2C」サービスであることも特徴ですが、契約事務手数料や月額料金が0円で、通信容量はアンケートに答えることで得られるというスキームをとっています。まずはβサービスの提供が始まった……のですが、想定以上の申し込みがあったようで、現在は新規申し込みの受付を中断しています。
「完全無料」というと、かつての「0 SIM」を思い出します。0 SIMは雑誌の付録として始まったものが正式サービスとなり、音声SIMの提供も始まりました。しかし「モバイル通信の選択肢が増える中で、一定の役割を果たした」として、2020年8月31日をもってサービスを終了しました。
また、一部プランで「完全無料」だった「donedone(ドネドネ)」のことも忘れられません。こちらも「今後も利用者に満足してもらえる状態でサービスを継続していくことが難しい状況と判断」されたため、2023年8月31日をもってサービスを終了してしまいました。
まだβサービスということもあり、みんギガがどのようなサービスを展開していくのか未知数な点もありますが、完全無料から使えるMVNOサービスは「三度目の正直」という面があります。果たして“持続可能性”のあるサービスとして提供できるのかどうか、注目したいです。
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