1100円で買える「ホームカラオケマイク」が意欲的で面白い スピーカー付きで自宅がカラオケルームに:100円ショップのガジェットを試す
100円ショップで購入できるガジェットを実際に購入し、試してみる連載。今回はダイソーにおいて1100円で販売されている「ホームカラオケマイク」を試す。「1100円ってどうなんだろう?」と、始めは価格が気になったものの、家でカラオケするには最適なガジェットであることが分かった。
最近、いわゆる「100円ショップ」でスマートフォンやPCを便利に使えるアクセサリー類がよく販売されている。その“実力”はいかほどのものか……?
今回はダイソーにおいて1100円で販売されている「ホームカラオケマイク」を試した。
- →ホームカラオケマイク(大創産業)
おことわり
本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話/タブレット/PCでの動作を保証するものではありません。
見た目は「ザ・マイク」
本体の外観は、グリップの付いた大型のマイクそのものだ。ボディーはプラスチック製で、安価であることを感じさせる「ヒケ」や「バリ」が所々に見られるものの、グリップはしっかりと握り込めるようになっており、ちょっとやそっとの力ではカタ付くこともない。
本機はスマートフォンやPCとBluetooth 5.1でペアリング可能で、ペアリングした後に上段のボタンを押すと再生/一時停止を切り替えられる。中段のボタンを長押しすると、「無効」を含めて5種類のエフェクトを切り替えられるようになっている。
電力は内蔵バッテリーから供給されるようになっており、充電用のUSB Type-C端子も備わっているが、パッケージにも書いてある通り充電用のケーブルやACアダプターは付属しない。必要に応じて別途購入したい。
スマホやPCからの音声に自分の声を“上乗せ”
このマイクにはスピーカーも内蔵されている。ペアリングしたスマホやPCのメディアプレーヤーで音楽を再生すると、内蔵スピーカーから音が流れる。そこで本機に歌声を乗せると、リバーブがかかった声が音楽と共に出力される(ループバックされる)。これで“カラオケ”という寸法だ。
正直にいうと、スピーカーの品質はあまり高くはない(1100円なので無理もない)。しかし、このマイクが1本あれば、家庭内でカラオケを結構楽しめる。かなり意欲的な製品だと思える。防音室のような施設が家にあれば、さらに“カラオケっぽさ”が増し、没入感を高められるだろう。
リビングで歌ってみると、多少反響や音漏れが気になったが、家族でワイワイと楽しむのであれば全く問題はない。1100円で得られる価値体験としてはかなり上々だ。
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