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新型らくらくスマートフォンは2024年度中に発売予定 FCNTが「鋭意開発中」と予告
FCNTが、「らくらくスマートフォン」の新機種を鋭意開発中であり、2024年度中に発売予定であることを予告した。らくらくスマートフォンは、シニアユーザーを意識した簡単操作を特徴としたモデル。2022年2月24日に発売された「らくらくスマートフォン F-52B」を最後に、後継機種は登場していなかった。
FCNTが、8月8日に開催した「arrows We2」シリーズの発表会で、「らくらくスマートフォン」の新機種を鋭意開発中であり、2024年度中に発売予定であることを予告した。
2023年に経営破綻したFCNTは、レノボ傘下の「FCNT合同会社」として再スタートを切り、5月にスマートフォン新機種「arrows We2」と「arrows We2 Plus」を発表した。らくらくスマートフォンの事業も新FCNTが継承したが、具体的な発表はなかった。「らくらくスマートフォンがどうなっているのか? というお問い合わせを大変多く頂戴している」と、FCNT プロダクトビジネス本部 副本部長の外谷一磨氏は話す。
外谷氏は「24年度にお届けできるよう開発している。どうぞご期待いただければと思う。詳細は別の機会にご説明する」と話すにとどめたが、らくらくスマートフォンの後継機種を求めていた人には朗報だろう。
らくらくスマートフォンは、シニアユーザーを意識した、簡単な操作性や初心者に優しい独自メニューなどを特徴としたモデル。ドコモから販売されており、販売台数は累計で700万台を超える。最新機種は、2022年2月24日に発売された「らくらくスマートフォン F-52B」。
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