「Pixel 9 Pro Fold」と「Galaxy Z Fold6」は何が違う? 外観を中心に比較する(3/3 ページ)
Googleが新型折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」を発表した。前モデルのPixel Foldから大胆なデザイン刷新を遂げ、サムスン電子の「Galaxy Z Fold6」と真っ向から勝負を挑む形となった。2機種を外観を中心に比較する。【訂正】
まとめ
Pixel 9 Pro Foldは、前モデルPixel Foldの反省点を踏まえ、大幅な改善を遂げた。閉じた状態では6.3型ディスプレイを採用し、一般的なスマートフォンと同様の使用感を実現。開いた状態では8型の正方形に近いディスプレイにより、マルチタスク時のアプリ表示領域が広くなり、操作性が向上した。さらに、薄型設計により端末の厚さを10.5mmまで抑えた。単体での使いやすさに優れ、閉じた状態では一般的なスマートフォンと同じ感覚で使えて、開いた状態でのマルチタスク操作性も高い。シンプルに折りたたみスマートフォンを使いこなしたいユーザーには、Pixel 9 Pro Foldがおすすめだろう。
一方、Galaxy Z Fold6は、サムスンの折りたたみスマートフォンとして6世代目のモデルであり、その完成度の高さが際立っている。閉じた状態は細身の6.3型ディスプレイとして、重量を約239gまで削減。開いた状態では7.6型のディスプレイ下にインカメラを配置することで、没入感のある表示を実現している。また、Sペン対応により、手書きメモやスケッチなど、ペン入力を活用した使用体験が実現できるのもポイントだ。アクセサリーとの組み合わせで機能性を拡張できる点が魅力だ。専用ケースを装着することで、端末の保護だけでなく、スタンド機能なども利用できる。ペンを使ってメモ帳やキャンバスとして活用したいユーザーには、Galaxy Z Fold6が最適な選択肢となるだろう。
Galaxy Z Fold6とPixel 9 Pro Foldの主なスペック
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