日本と米国で「ロボット掃除機」に対する意識は? ルンバでおなじみの「アイロボット」が調査して分かった違い(1/3 ページ)
アイロボットジャパンが、日本における家電消費傾向と、日米間のロボット掃除機ユーザーの意識の違いに関する調査を実施し結果を公表した。本調査を通して分かった、日本市場の特性とは……?
既報の通り、アイロボットジャパンは8月29日、ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」の新製品を発表した。家事の時間を短縮できる、いわゆる「時産家電」へのニーズが高まっていることを受けて、ゴミ収集機能付きの充電ステーションが付属するRoombaとしては初めて、モップの自動洗浄に対応するモデルも投入している。
本製品の発表に合わせて、同社は同日に「家電の消費傾向に関する調査」「自宅の掃除とロボット掃除機に関する調査」を公表した。前者は国内の30〜50代の男女800人、後者は日本および米国でロボット掃除機を所有している各国200人(計400人)を対象としており、日本の消費者ならではの傾向を探ったという。
8月29日に行われた新製品の発表会では、同社の挽野元社長と、米iRobot(アイロボットジャパンの親会社)のウォーレン・フェルナンデズ氏(製品マネジメント担当ディレクター)が両調査の解説を行った。日本人は、ロボット掃除機をどう思っているのだろうか……?
日本限定で登場する「Roomba Combo 10Max ロボット+AutoEmpty 充電ステーション」は、付属する充電ステーションを「AutoEmpty 充電ステーション」に変更することで価格を抑えた“日本限定”モデルだ
買い控え傾向にある「家電」 しかし「時産」につながるなら話は別
昨今、世界的に物価は高騰する傾向にある。そのこともあり、ある程度まとまった出費が求められる家電の購入をためらう人も少なくない。
この流れは日本でも例外ではなく、アイロボットジャパンの調査では回答者の約半数(47.7%)が「家電製品を買い控える意識」を持っていると回答した。一方で、回答者の72.6%が時間の余裕を作り出す、いわゆる「時産」につながる家電(時産家電)なら購入を検討したいとも答えている。
端的にいえば、時産はロボット掃除機を含む家電を購入する大きなモチベーションとなりうるということだ。
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