Googleが「Geminiのキャラクター」をAIで生成 作り方も公開──「このプロンプトをコピペして」
Googleは7月2日20時、公式Xアカウントにて「Geminiのキャラクター」をAIで生成したと発表した。見た目は、毛と角が生えた丸みを帯びたボディーをしており、カラフルなモンスターのようにも見える。作り方は……?
Googleは7月2日20時、公式Xアカウントにて「Geminiのキャラクター」をAIで生成したと発表した。見た目は、毛と角が生えた丸みを帯びたボディーをしており、カラフルなモンスターのようにも見える。
このキャラクターは、GoogleがGeminiの新しいロゴリニューアルにあわせて制作したもの。「Geminiでこのキャラクターを作ってみました!」というGoogleの投稿には、名前を問う質問が寄せられた。
Googleは、ユーザーに向けて「この子に似ているキャラを作りたい方はリプライで」とも呼びかけた。さらに続く投稿では、「この子に似たキャラクターは、以下のプロンプトをGeminiにコピー&ペーストすれば作成できる」とし、具体的な生成プロンプトを公開している。
そのプロンプトによれば、キャラクターは「かわいくて、ぬいぐるみのようにふわふわした質感」で、Googleのブランドカラーである青・緑・黄・赤がグラデーションとして使われている。体型はずんぐりしており、大きな翼、丸い牙、非常に長い毛を特徴とする。アクセサリーはつけず、表情は愛らしいものとされている。
なお、鼻を描くことは強く禁じられており、目には「Google Geminiのブランドカラーのように柔らかく薄い色相環が一周して変化するグラデーション」が施され、中央には大きく輝く白い四芒星のハイライトが配置されている。ハイライトは柔らかいエッジを持ち、ブルーム効果によって目全体がやさしく輝く質感になるよう指示されている。
背景は完全な白とされ、全身を描くよう指定されている。キャラクターの体は小さくコロコロしており、可愛らしい角を持った姿に仕上げるよう求められていた。Googleはこうしたプロンプトを通じて、Geminiが描き出すキャラクターのビジュアルの可能性を多くのGeminiユーザーと共有しようとしているようだ。
GoogleがXで公開したプロンプト(指示の具体的な文言全文)は以下の通り。
以下のプロンプトをもとに、キャラクターを描いてください。 かわいくて、ぬいぐるみのようにふわふわした、Google のブランドカラーの青緑黄赤のグラデーション色の 3DCG のモンスター。 体の形はずんぐりしている。 体の特徴は大きな翼がある。 口の特徴は丸い牙がある。毛の特徴はすごく長い。アクセサリーは何もなし。 表情は愛らしい。***鼻を描くことは強く禁止されています***。
虹彩は、Google Gemini のブランドカラーのように***柔らかく薄い色相環が滑らかに一周で変化する、グラデーション***を特徴としています。非常に大きく輝く白い四芒星のハイライトが中央に際立って配置され、瞳孔を完全に覆っていますが、虹彩全体は覆っていません。この星のハイライトはわずかに柔らかいエッジを持ち、周囲に顕著な輝きやブルーム効果があります。目全体が優しく、光り輝く質感を持ちます。
背景は完全な白にしてください。全身を描いてください。体はコロコロしてて小さくてとっても可愛くしてください。可愛らしい角を付けて下さい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Gemini Liveの「カメラと画面共有」機能、全てのAndroidとiOS向けに無料提供
Googleが5月21日、生成AIを使った画面共有機能「Gemini Live」を、AndroidとiOSに無料で提供することを発表した。Gemini Liveは、テキスト入力せず音声でAIと会話をしたり、スマートフォンのカメラで映したものを相談したりできる機能。
Pixelシリーズに「Gemini Live」でカメラに写ったものについて会話できる新機能追加
Googleは、Androidスマートフォン向けに、「Gemini Live」に端末のカメラを通して見ているものを認識させ、それについて会話できる新機能を発表した。まずは「Pixel 9」シリーズと「Galaxy S25」で利用可能になる。
Google「メッセージ」アプリでGeminiと日本語で会話可能に
Androidの「メッセージ」アプリで生成AI「Gemini」と日本語で会話できるようになった(ロールアウト中)。利用可能になるとGeminiからメッセージが届く。
「Galaxy AI」を打ち出すサムスンの端末戦略を解説 AI対応が“処理能力”だけで決まらないワケ
サムスン電子は、4月11日にフラグシップモデルの「Galaxy S24」「Galaxy S24 Ultra」を発売する。最大の特徴は、Googleの「Gemini Pro」や「Gemini Nano」などをAIモデルのベースにした「Galaxy AI」を端末の機能として密接に統合しているところにある。一方で、Galaxy AI自体はGalaxy S24/S24 Ultraだけでなく、アップデートを通じて過去のモデルにも適用される。
さよなら「Googleアシスタント」──Pixel 9では「Gemini」がデフォルトに
Googleは、「Pixel 9」シリーズではデフォルトのアシスタントを「Gemini」にすると発表した。電源ボタンの長押しや「OK Google」で起動するのは「Googleアシスタント」ではなくGeminiになる。


