「AQUOS sense10」「Xperia 10 VII」徹底比較 使い倒して分かった“スペック表に現れない差”(1/3 ページ)
国内で根強い人気を誇るAQUOS sense10とXperia 10 VIIは、共に軽量で日常使いに適した仕上がり。カメラ機能やAI機能ではAQUOSが優位だが、音質や専用シャッターボタンなどの独自の使い勝手ではXperiaが光る。価格はMNP前提ならソフトバンクが最も安い。
近年、スマートフォンの価格が上昇傾向にある中で、注目を集めているのが、価格と性能のバランスに優れたミドルレンジクラスのスマートフォンです。
その中でも、国内ユーザーから根強い人気を誇るシャープ製「AQUOS sense10」(2025年11月13日発売)と、ソニー製「Xperia 10 VII」(2025年10月9日発売)を、さまざまな項目で比較してみました。
AQUOS sense10とXperia 10 VIIのスペックの違い
まずは主なスペック比較です。ともに軽量でコンパクトなデザインを採用し、日常的に扱いやすい機種となっています。ストレージ容量は、Xperia 10 VIIが128GBのみ、AQUOS sense10はより大きな256GBモデルを選択できます。筆者は容量の大きなアプリを多く入れるので、より大容量のストレージを選べるのはうれしいポイントです。
この他、どちらもIP65/IP68の防水・防塵(じん)やおサイフケータイ、eSIM、microSDスロットにも対応しており、誰が手にとっても安心して使えるモデルに仕上がっています。
細かな仕様面の違いとしては、AQUOS sense10は耐衝撃に対応し、Xperia 10 VIIはイヤフォンジャックを搭載しています。特に、近年失われつつあるイヤフォンジャックは筆者のように、充電しながら有線イヤフォンを同時に使いたいユーザーには刺さるのではないでしょうか。
デザインやサイズ感、持ちやすさの違い
AQUOS sense10のデザインは、miyake designが監修しています。耐久性のあるアルミ本体、自由曲線による特徴的なカメラを採用。ひと目でAQUOSだと分かる外観で、使えば使うほど癖になる感じがたまりません。また、約166gと軽量で、サイズ感もちょうどいいのがポイント。丸く手になじみやすいため、長時間使っても疲れにくいのが魅力です。
一方、Xperia 10 VIIは先代モデルからデザインが刷新されました。カメラが縦並びから横並びにレイアウト変更され、よりフラットでスッキリとした印象になっています。昔のXperiaシリーズを感じさせるシュッとした雰囲気が好きです。こちらも約168gと軽量で、日常的に扱いやすいサイズ感が気に入っています。
また、Xperia 10 VIIの側面には、カメラの即時起動や撮影が行える「即撮りボタン」を新たに搭載。撮りたい瞬間を逃さないXperiaシリーズらしい撮影体験を楽しむことが可能です。
それぞれのサイズ感も比較してみます。AQUOS sense10の方が縦に短く、横幅は大きく、厚みがあります。Xperia 10 VIIの方がほんのわずかに横幅が狭く、より薄いです。
筆者は、どちらかといえばXperia 10 VIIのデザインが好みですが、実際に使ってみて手になじんだのはAQUOS sense10でした。握り心地やデザイン感は好みもあるため、ぜひ一度手にとって比べてみてください。
ディスプレイはどちらも約6.1型です。リフレッシュレートはAQUOS sense10が最大240Hz、Xperia 10 VIIが最大120Hzとなっています。文字の表示に余裕があるのは、AQUOS sense10。一度に表示される情報量が多いのは、Xperia 10 VIIでした。わずかな差ではありますが、ネット検索時などの見え方に若干違いがあるのは注意が必要でしょう。
普段使いなら両機種とも快適
次に、動作感です。動作面を支えるプロセッサは、AQUOS sense10がSnapdragon 7s Gen 3、Xperia 10 VIIがSnapdragon 6 Gen 3を搭載しています。ベンチマークスコアの結果は、以下の通りです。
AQUOS sense10の方がより新しいチップを搭載しているため、スコアは上です。実動作ではほぼ互角といった感じでしょうか。ネット検索やSNS、動画鑑賞、Googleマップなどの動作感については、筆者が一通り試した限りではわずかにAQUOS sense10に軍配が上がりますが、劇的な差はありませんでした。少しでも快適さを求めるならAQUOS sense10ですが、Xperia 10 VIIを選んでも不満を感じることはないでしょう。
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