News | 2003年3月24日 11:46 PM 更新 |
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バイオU101のキーボードに関しての筆者のファーストインプレッションも「げっ!カーソルキー(アローキー)が右下にない……」だった。PCがマイコンと呼ばれていた8ビットの時代から、“カーソルキーは右下にあるもの”とDNAにすり込まれているものにとって、これは致命傷に等しい。
キー配置以上に重要なのがキーピッチだ。
“高性能な指先”を持つ小寺氏は、キーピッチが14ミリだったバイオUの旧モデルではブラインドタッチが可能だったというが、筆者は15ミリ以上ないと打鍵ミスが急激に増えてしまう“性能の悪い”指しか持っていない。現在筆者は、仕事用にバイオノートC1を使っている。C1のキーボードは一部変則とはいえ17ミリのキーピッチを確保している。昨年末、キーピッチ16ミリのビクターInterLink「MP-XP7210」に乗り換えようとしたが、どうもキーボードがしっくりこなくて結局は古いC1に戻ってしまった。キーピッチが13ミリに“改悪”されたU101など、もはや論外だ。
バイオU101のCPU性能自体は、モバイルPCのそれとして申し分ない。3月12日の発表会では、U101で3Dゲームのデモンストレーションが行われていたが、Final Fantasy XIのベンチマークスコアでも1700を示すなど、その高性能ぶりをアピールしていた。
最低周波数で固定することで省電力性を求めたバイオU101の新CPU。“Centrino”の名は冠さなかったが、1キロ以下の小型ノートPC向けとしては非常に魅力的なプロセッサに仕上がった。これをぜひ、バイオノートC1の次期モデルに搭載して欲しいものだ。
[西坂真人, ITmedia]
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