FTC、「Rambus追及」継続へ
米連邦取引委員会(FTC)は、FTC審判官が今年2月に下したRambusに有利な判決に異議を唱えていく方針だ。FTC弁護士は今月に入り、審判官の判決を不服とする上訴の書類を提出。先週、それについて説明を行い、「Rambusはメモリ標準化組織に対する詐欺的行為の結果として最高30億ドルの収益を上げた」との見方を示した。
FTCは、米国議会の監督下にあって不正競争や不正事業慣行の容疑を追及する独立行政機関。FTC審判官は、独立した立場でFTCのために判断を下している。FTC審判官の判断に異議が出た場合は、FTCが全会で判断を出す。全会判断にも異議申し立てが起きた場合は、米連邦裁判所で争われることになる。
この一件では、次の段階として、RambusがSDRAMとDDR SDRAMの特許取得という「排他的手段」で不法に独占力を得たとする申し立てについて、FTCが全会で、審理を行うか否かを決めることになる。
Rambus側は、JEDECで標準化の討議が行われる以前から、Micronや日立など業界内の数社に対して自社特許保有技術を開示していたと主張。また、JEDECは何を標準化委員会に開示すべきかを明確に規定していなかったとしている。
RambusがInfineonを相手に起こした別の訴訟では、連邦控訴裁がRambus側の主張を支持しているが、FTCとほかのSDRAMメーカーは、Rambusの主張に反発を続けている。
FTCは上訴の書類の中で次のように述べている。「Rambusは、開かれた市場で勝利するのではなくJEDEC標準を詐欺的に占領することによって独占力を得ており、特許使用料として、詰まるところ消費者から、10~30億ドルの収益を上げている」
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR