MS、セキュリティ技術「NGSCB」を修正へ
米Microsoftは5月5日、セキュリティ技術「Next-Generation Secure Computing Base」(NGSCB)に修正を加える方針を明らかにした。
企業ユーザーやソフトメーカーから、NGSCB採用のためにコードを書き換えたくはないとの声が寄せられたため、NGSCBを作り替え、アプリケーションを書き換える必要をなくす方針だ。米シアトルで開催のWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で同社プロダクトマネジャーのマリオ・ファレス氏が明らかにした。
MicrosoftはNGSCBに変更を加えるが、これまでのNGSCBを捨てるとか、一から作り直すということではないと同氏は強調している。
NGSCBは、ソフトとハードの組み合わせでPCのセキュリティを強化しようという技術で、以前はPalladiumというコードネームで知られていた。Microsoftは次世代WindowsのLonghornにNGSCBを組み込もうとしている。
同社は2002年にNGSCB構想を発表、ちょうど1年前のWinHECで初のデモを行い、昨秋の開発者会議でデベロッパープレビュー版を配布している。
MicrosoftはNGSCBを、保護されたエージェントを介して、ごく少量のデータを強力に保護するものにする計画だった。この場合、システムの安全領域で実行するエージェントを組み込むためにアプリケーションを書き直す必要が生じる。Microsoftは、アプリケーションを書き換えなくても、より多くのビットの安全化を図れるようNGSCBを書き換えることにした。
「まだ詳細を固めている最中なので、昨年行ったような細部の話はできないが、年内には、フィードバックに基づいてこの技術をどのように実装するかの詳細を明らかにする」とファレス氏。
NGSCBには「nexus」と呼ばれるWindows用の新ソフトコンポーネントと、「trusted platform module」と呼ばれる暗号化オペレーションの可能なチップが含まれる。ハードとソフトの組み合わせでPC内部に「第二のオペレーティング環境」を作り、アプリケーション、周辺機器、メモリ、ストレージとの安全な接続によってシステムを悪質コードから守るという仕組みになっている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった
-
8
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR