レビュー
各種メモリカードやHDDユニットからDivXなどが再生可能な「MultiR HDD」(1/2 ページ)
カノープスでは、DVDメディアに保存された動画や音声、静止画ファイルを再生するパソコンファイルプレーヤーとして、「MultiR DVD」を先にリリースしていたが、それに続くMultiRシリーズとして、「MultiR HDD」を発売した。
この製品では、本体に各種カード対応スロットを装備するほか、2.5インチHDDを収納してプレーヤー本体と合体可能な「MTHDD」も標準付属している。つまり、「MTPlayer MP20-HDD」の流れを汲む製品だ。Multi RDVDと同じシリーズとはいっても、対応するファイル形式など内容は異なり、要はパソコンファイルプレーヤーという用途の面で、同じくくりで扱っているだけのようだ。
使用可能な記録メディアは、スマートメディア(8~128Mバイト)、コンパクトフラッシュ(TypeI/II。マイクロドライブ1Gバイト可)、メモリースティック(8~128Mバイト)、SD/MMC(8~256Mバイト)、そして、MTHDDへ入れた厚さ9.5ミリ以下の2.5インチハードディスク(最大120Gバイト)となる。
また、対応するファイル形式は、動画がMPEG-2(プログラムストリーム)のほか、MPEG-1(320×240ピクセル以上の解像度をもつシステムストリーム)にも対応し、さらに、スペック上は付属ソフトで出力したものという条件付きだが、DivXも再生可能になった。音楽と静止画に関しては、MTPlayerと同じく、MP3およびJPEGだ。ただし、VBRに対応し、ID3タグを利用した表示(アーチスト、曲名)もされるようになっている。
本体は162(幅)×111(奥行き)×30(厚さ)ミリ/270グラム、出力端子はSビデオ(別売のS-コンポーネント変換ケーブルも利用可)、コンポジットビデオ、VGA(ケーブル別途必要)、ステレオ音声(ミニジャック)というのも従来とまったく変わらない。主電源は背面にスライドスイッチがあるが、普段はリモコンで電源オン/オフすればいい。
リモコンは、以前のカードタイプから変更され、やや大きめのものとなった。それほど複雑な操作をするわけでもないのに、ちょっと大きすぎる気もするが……。電源を入れると、MultiR DVDのロゴが表示され、短い起動音が鳴る。
複数のメディアを挿入している場合、最初にどのメディアを再生するかたずねる画面が表示されるので、リモコンのカーソルで選択する。あとは、「FILE」ボタンを押して、ファイルライブラリモードでディレクトリをブラウズしていくか、「VIDEO」「MUSIC」「PHOTO」ボタンを押して、それぞれビデオ、音声、画像のみをリスト(ビデオと画像はサムネール一覧)表示するビデオモード、ミュージックモード、フォトモードを呼び出せばいい。インタフェースも概ねMTPlayerと変わらないが、各種メッセージやファイル名の日本語表示には対応した。
十分に安定した映像
今回はSビデオで接続してみたが、十分に安定した映像で、MPEG-2で再生した動画はなかなか美しく、早送りの動作も滑らかだった。(操作状況を示す「早送り2」などの文字が小さいのは少し気になったが)。
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