GIF特許、日本でも期限切れに
米Unisysが持ついわゆる「GIF特許」が6月20日で日本国内でも失効した。フリーソフトなどではこれまでGIFのサポートを見送ってきたケースが多かったが、21日以降、サポートが復活する動きが出ている。
この特許は、Unisysが1985年に取得した「LZW(Lempel Ziv Wilch)圧縮法」についての特許。旧CompuServeが推奨したGIF形式は画像データを同技術で圧縮しており、CompuServeとUnisysとの間で1994年、ライセンス契約が結ばれた。
Unisysは同特許について当初「フリーソフトなどからは特許料は取らない」という方針を表明していた。このためWebページに手軽に使える画像フォーマットとしてGIF形式が急速に普及したが、後になって5000ドルのライセンス料を要求。メーカー製グラフィックスソフトなどは同社とライセンス契約を結んでGIFへの対応を続けたが、フリーソフト作者はライセンス料の支払いや同社の態度を嫌い、ほとんどがGIFサポートを停止した。またGIFに代わる画像形式としてPNGが考案された。
Unisysは同特許について延長を申請せず、昨年6月20日に米国で期限切れとなった。今年に入り6月18日に欧州でも失効となり、日本に続き7月7日にカナダで期限切れになるのが最後。
国内でのGIF特許失効に伴い、21日に発表された「OpenOffice.org」最新版「1.1.2」日本語版ではGIFに対応。またGIF特許問題でパッケージソフトとして販売していたフリーのGIFアニメツール「Giam」がフリーソフトとして再配布がスタート。一部作者により、画像表示ソフト「Susie」用のGIF画像表示プラグインの公開も始まっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR