HD DVD、準備は完了?――メモリーテック、DVDとのコンパチ製造ラインを公開(1/2 ページ)
メモリーテックは、同社が茨城県明野町に持つHD DVDの生産ラインを関係者に公開した。この製造ラインは同社と東芝が共同で開発したもので、一つのラインでDVDとHD DVDの双方が生産できる“コンパチ”ラインであることが最大の特徴。
どのように2種類のメディアを作り分けているのか、レポートしよう。
DVD/HD DVDの製造切り替えに要する時間は約5分
まずは、映像が収録されたDVDを例に、DVDの作り方を説明しておこう。
撮影・編集が終わった映像素材がマスターになるわけだが、そのマスターをガラス版にレーザーで焼き付け、さらに、そのガラス版から金属のマスターディスクを作成する。そして、そのマスターディスクを金型として樹脂製のディスクに内容を焼き付けるという行程でDVDは作られる。2層ディスクの場合には、データの書き込まれた2枚の樹脂製ディスクを張り合わせるという作業が、これに加わる。
この作業の流れ自体はHD DVDでも変わらず、「BCA(注)を追加する作業が発生する場合があることを除けば、製造過程はDVDとほぼ同じ。ディスクに用いる樹脂や、2層ディスク張り合わせ用の接着剤もDVDと同じものが利用できる」(同社)。
(注)BCA(burst cutting area)とはディスク中心に用意される領域で、ディスクごとにユニークなIDを記入することができる。
DVDと比べてHD DVDの方が、メディア表面の記録溝(トラックピッチ)の間隔が小さいために、金属製マスターから樹脂製ディスクを作成する際、多少時間がかかってしまうという。
だが、同社ではHD DVDディスク(2層30Gバイト)の作成に必要な時間を1枚あたり3.5秒まで短縮しており(同じ装置でDVDを作成した場合には、3秒/1枚で製作可能)、これは現在利用されている多くのDVD作成機器よりも短い時間だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR