iPodの楽曲コピーソフトがAppleの圧力で公開不能に
iPodからMacへの楽曲コピーを可能にする無料のiTunes用プラグイン、iPodDownloadがAppleからの圧力により公開停止を余儀なくされた。開発者のシルビアン・ドモンジョ氏によれば、Apple Computerから同氏が利用しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)に要請があったもようだ。
「私が利用しているWebホスティング会社を脅した後、自分のサイトが1時間以上ダウンした。このため、プラグインを撤去せざるをえなかった」とドモンジョ氏のWebサイトには書かれている。
iPodとiTunes間のファイルコピーは、片方向しか認められていない。iTunesからiPodへのコピーはできるが、たとえばMac側のハードディスクが消去されてしまったときなどは、iPodに入っている楽曲をMacに戻す方法がない。ドモンジョ氏のiPodDownloadは、iTunesのプラグイン形式のソフトで、iTunesに現れたiPodアイコンからiTunesのライブラリにドラッグ&ドロップするだけで逆方向のコピーができる。
ドモンジョ氏のサイトには、ホスティング会社から送られたメールがそのまま掲載されている。「当社は貴殿のコンピュータプログラム“iPodDownload 1.0”で、許可されていないApple iTunesソフトウェアコードが使用されているとの知らせを受けました」とそのメールには書かれている。
Appleの法務部門がiTunesのプラグインに関して動いたのはこれが初めてではない。ジェームズ・G・スペス氏によるiCommuneは、iTunesユーザーが互いのプレイリストから楽曲をダウンロードできるようにするソフトだったが、Appleからの要請で取り下げられた。AppleのデベロッパーライセンスではDevice Plug-In Application Programming Interface (API) を規定外の目的に利用することはできないという主張だ。スペス氏は後に、Appleのコードを使わないスタンドアロン版のアプリケーションを作り上げた。
「私はiPodDownloadのどこが違反しているのか、説明を待っている」とドモンジョ氏は自身のWebページに書いている。
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