レビュー
タテ/ヨコどちらで撮る?――HDD MPEG-2カメラ「Everio」(3/3 ページ)
MPEG-2記録では、付属の4GバイトMicroDriveに最高画質(スーパーファイン)で約1時間の録画が可能。この時の解像度は720×480ピクセルでビットレートは8.5Mbps前後と、スペック上ではDVDソフトやBSデジタルのSD放送並みの画質になる。
レビュー機は画質評価のできないプロトタイプなので参考程度に聞いてもらいたいのだが、録画映像をパッと見た限りでもブロック/モスキートノイズなどは見受けられず、DVDビデオカメラで撮影したものよりキレイに感じた。
小型サイズなのでスタミナが気になるところだが、公称スペックでは付属のリチウムイオンバッテリーで約1時間5分の連続撮影が行えるとある。
4Gバイトで約1時間30分の撮影が行えるファインモードで実際に連続撮影をしてみたところ、約1時間10分で電源OFFとなった。同社の小型DVカメラ“ポケットe-ムービー”シリーズとほぼ同等の駆動時間で、サイズから考えるとスタミナ的には合格点といえるだろう。
MPEG-2記録を採用したビデオカメラ自体は、松下電器産業のSDマルチカメラ「D-snap SV-AV100」や、DVDビデオカメラ(ソニー「DCR-DVD201」/日立「DZ-MV580」など)がある。
だが、SDメモリーカードはメディア単価が高いほか、普及している最大容量の1Gバイトでは最高画質で20分弱しか撮影できない。同様に8センチDVDメディアを使ったDVDカメラもディスク容量が決まっているため連続撮影時間は20分前後だ。
1インチHDDの大容量化で、DVテープと同じ60分という連続録画時間を手に入れたMPEG-2ビデオカメラは、ようやくDVカメラと同じ土俵に立てた。1インチHDDはすでに5Gバイト版も登場しているように、今後も大容量化とコストダウンを重ねてどんどん入手しやすく使いやすいメディアに育っていくだろう。
「Everio」は“HDDムービー”の明るい未来を期待させてくれる1台だ。
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