IDC Japan、2003年度国内サーバ市場のユーザー動向を発表
IDC Japanは10月5日、2003年における国内サーバ市場のユーザー動向を発表した。調査対象は、国内サーバ市場における主要3プロダクト(x86サーバ、RISCサーバ、メインフレーム)。
産業分野別でのサーバ投資動向は、プロセス製造業における投資が前年比12.7%の伸びを見せた。これは、好調な業績を支えるためのx86サーバ追加や、これまで据え置かれていたメインフレームの買い換えが行われたためと分析している。また、教育分野でも前年比7.6%の伸びがあった一方で、官公庁は前年比マイナス17.4%の落ち込みを見せた。これは、e-Japan重点計画におけるハードウェア投資が一段落したのが原因と見ている。
アプリケーション分野では、全カテゴリがマイナス成長となり、平均成長率は前年比マイナス9.1%だった。内訳では、業務用アプリケーションを含むビジネスプロセシング分野が前年比マイナス5.7%と、平均よりも良い成長率を示しており、これは、業務改善に直接結びつくERPやSCMなどのアプリケーションに対する投資が、他アプリケーションに対する投資より優先されたためと、同社は考察している。
企業規模別のサーバ投資では、従業員1000人以上の大企業が全体の56.2%を占めると共に、成長率においても、大企業は前年比マイナス7.1%と堅調な動きを見せた。2003年の景気回復を牽引した製造分野に大企業の多かったことが、今回の結果につながったと考えられる。
ユーザーのサーバ投資動向調査によると、「次年度にサーバ投資を増やす」と回答した企業の割合が、2002年に行った同様の調査に比べて減少した一方で、「当年度並み」と答えた企業の割合は、2002年に比べて増加した。これに対して、同社アナリストの唐沢正道氏は、「景気の先行きが不透明なため、多くのユーザーがまだ投資のタイミングを見定めようとしている。景気回復が確かなものになれば、様子見していたユーザーのサーバ投資は戻ってくる」と分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR