2004年の世界半導体市場、下期減速も23%増
市場調査会社の米Gartnerが12月21日発表した速報値によると、2004年の世界半導体売り上げは、前年比23%増の2180億ドルに達する見通しだ。しかし、年後半、半導体市場は大きく減速したという。
「半導体市場で2004年の最後の数カ月間に突然起きた減速は、メーカー各社が在庫の増加に過敏になったことが原因」とGartnerのアナリスト、ジェラルド・バンホイ氏は説明する。「各社は、2001年に起きたような在庫のだぶつきによる市場崩壊を繰り返すまいと、今回は迅速かつ断固たる対応を取って生産量を縮小した」という。
2004年の世界半導体売り上げの首位はIntel。マイクロプロセッサを強みとする同社は過去13年間にわたって首位を保っているが、前年比の売り上げ伸び率は12.6%と、上位10社の中では下から2番目。
市場第2位も昨年と変わらずSamsung Electronicsだが、同社は49%増という、10社中最高の売り上げ伸び率を記録。同社はDRAMおよびNANDフラッシュメモリ市場に強く、液晶ディスプレイとドライバチップ、デジタル家電用マイクロプロセッサでも大きな勢力を誇っている。
市場第3位はTexas Instruments(TI)。無線通信用半導体とASIC製品が好調で、前年の4位から順位を一つ上げた。前年3位のルネサステクノロジは5位に順位を落とした。売り上げの伸びは11.5%と10社中最下位。
市場第4位はDRAMに強い欧州のInfineon Technologiesで、前年の7位から順位を上げ、同じ欧州のSTMicroelectronics(前年6位、今年7位)をしのいでいる。
地域別では、アジア太平洋市場の伸びが最も大きく34.6%の売り上げ増。欧州、中東、アフリカ(EMEA)市場は19.8%増、南北アメリカ市場は16%増、日本市場は14.6%増。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
-
10
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR