子供はメディア「マルチタスキング」の達人?
子供がコンピュータ、インターネット、ビデオゲームなどの「ニューメディア」に費やす時間は増えているが、TV、印刷物、音楽などの「オールドメディア」に費やす時間は減っていない――米非営利団体Kaiser Family Foundation(KFF)は3月9日にこのような調査結果を発表した。子供は同時に複数のメディアを利用する(TVを見ながらオンラインに接続するなど)時間が多く、増加するメディアコンテンツの時間を、毎日同じ時間に詰め込んでいると同団体は述べている。
この調査では2000人以上の8~18歳の子供を対象に、娯楽目的でのTV、ビデオ、音楽、ビデオゲーム、コンピュータ、映画、印刷物の利用を測定した。その結果、子供らが1日に接触するメディアコンテンツの合計時間が過去5年間で1時間以上増えたことが明らかになった(7時間29分から8時間33分への増加)。最も増えたのはビデオゲームとコンピュータへの接触時間だった。
ただし、メディア利用に占める「メディアマルチタスキング」時間の割合が16%から26%に増えているため、実際のメディアの利用時間はおよそ6時間半と変わっていない。例えば回答者の28%が、頻繁に(10%)あるいは時々(18%)、TV番組を見ながら、オンラインでその番組に関連した作業を行うと答えている。
さらに調査では、子供の寝室が「マルチメディアセンター」となりつつあることも明らかになった。自室にTVがある子供は68%、また半数(49%)は自室にビデオゲーム機を持っている。ビデオデッキまたはDVDプレーヤーを自室に持つ子供は36%から54%に増え、CATVまたは衛星放送は29%から37%、コンピュータは21%から31%、インターネットアクセスは10%から20%に増えた。
自宅にコンピュータがある子供の割合は、5年前と比べて73%から86%に増加。自宅に2台以上のコンピュータがある子供は25%から39%に、インターネットアクセスを導入している割合は47%から74%に、毎日1時間以上オンラインに接続する子供は5%から22%に増えている。
さらに、回答者の64%がインターネットからの音楽ダウンロードを、48%がネットラジオのストリーミングを、66%がIM利用を経験しているといったことから、KFFは、若年者は新技術をすぐに活用し、利用するメディアだけでなく、メディアの利用方法も変えるとの見方を述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった
-
8
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR