CeBIT 2005
展示から見えてくる“BD製品投入タイミングの難しさ”(1/2 ページ)
Blu-ray Disc製品は、日本メーカーではソニー/松下電器産業/シャープ、韓国ではLG Electronics/Samsung Electronicsが、録画対応機をすでに発売している。パイオニアや日本ビクターといったベンダーの参入も予想されるが、これまで製品化に関する情報が漏れてこなかった日立製作所も、BDレコーダーの出荷を計画しているようだ。ドイツ・ハノーバのCeBIT会場での、Blu-ray Disc関連の展示を紹介しよう。
2層ドライブへのこだわりを見せる松下
松下電器のBD関係の展示は、基本的には1月のCESと同じだ。中心に据えるのは「DMR-E700BD」と同じデザインを採用するBD-ROMプレーヤー。デモに利用していた映画「アイ,ロボット」は、昨年末に松下電器を訪問した時に見せてもらった時と同じものだ。
このコンテンツは、松下電器が社内で開発しているBD向けオーサリングシステムで製作されたもので、部分的にではあるが従来のDVDには無かったフィーチャーを利用したオーサリングが施されている。たとえば再生中に小さなポップアップウィンドウを出すことが可能で、デモ用のアイ,ロボットでも言語切り替えをポップアップウィンドウで再生しながら行える。
このオーサリングシステムは、同じオーサリングプロジェクトからDVDイメージ、BDイメージの両方を生成可能。今年後半にはコンテンツへのJavaアプレットの組み込みなど、より進んだインタラクティブ機能にも対応する。米ソニックソリューションズに技術供与されているオーサリング技術と基本的には同じものだ。
またモックアップながら薄型筐体のプレーヤーも展示。ただ、松下電器はこれまでもあまりプレーヤー事業には積極的なコメントはしていない。あくまで付加価値が高く、独自性の高い2層記録型ドライブを用いた製品にこだわりがあるようだ。プレーヤーの発売は市場動向を見てニーズがあるならば、という考え方である。
一方、得意のPC向け薄型ドライブは(これもCESと同じだが)、9.5ミリ厚の薄型のものを展示。スライドトレイタイプと共にスロットインタイプも用意されている。レンズは切り替え式ながらBD-REの2層記録やDVD-RAMの記録再生に対応する。ただしその分、搭載するレーザーダイオードは出力が高いものを選ぶ必要があるという。
担当者によると「松下の持つ技術的進歩性を活かし、少しでも付加価値の高い製品を作る。1層記録しかサポートしないドライブは、たとえスリムタイプのドライブでも作らない」と話した。年内の出荷を目指すという5インチベイドライブもあるが、ビジネスの中心は来年以降のスリム型を見据える。
WoooシリーズにBD録画機能を備えたモデルを2006年に追加
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
-
10
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR