レビュー
異色のデジカメ付きHi-MDプレイヤー「MZ-DH10P」を試す(3/3 ページ)
本機では、撮影した画像をジャケット画像としてMDディスク上の音楽ライブラリに登録できる。使用方法はそれほど難しくない。まずはカメラモードに移行した後、さらにジャケット撮影モードに移行(これは十時レバーを左に倒すだけでOK。通常の撮影モードに戻るときも、同じく十時レバーを左に倒せばよい)する。
このジャケット撮影モードで撮影すると、MDディスク内に記録された音楽ライブラリのどれにリンクさせるかを確認する画面が表示されるので、好きなものを選択してOKすればよい。ここまでの作業が完了すれば、先ほど撮影した画像が、音楽再生時に表示される。
MDディスク上に登録したジャケット画像は、SonicStage側にも転送可能だ。ただし、SonicStage側への登録は自動で行われず、自分の手で登録する必要がある。チェックイン(転送した楽曲データをPC上に戻す作業)時に、ジャケットの登録状況もそのまま自動で反映してくれると便利だと思った。
撮影した画像と音楽をリンクさせる操作自体は簡単なのだが、MZ-DH10P上でのジャケット登録作業にはかなりの時間がかかる。登録するライブラリデータを指定すると、「システムファイルの書き込みです」と表示されて作業が行われるのだが、この間実に40秒程度。何が原因なのかはよくわからないのだが、これでは気軽に利用するのは難しいと言わざるを得ない。
デジカメ機能をどう評価するか――ギミックに未来を感じるなら買い
本体のみでの録音ができないほかは、音質の傾向や基本的な使い勝手等はMZ-NH1をほぼ踏襲している。ポータブルMDの買い換え対象として考えるのであれば、十分以上に満足できる製品だ。
そうなるとチョイスのポイントはデジカメ機能の是非ということになる。デジカメ単体としての機能は十分及第点にあり、音楽ライブラリとの連携機能もなかなかおもしろいが、書き込み速度や使用時に筆者が感じたタイムラグをどう捉えるかによって、評価は分かれるところだろう。
このギミックに未来を感じるなら買い、あまり必要ではないかな、と思うのであれば、同時に発表されたデジカメ機能なし有機ELディスプレイ搭載モデル「MZ-RH10」を選択するのも手だ。
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