レビュー:ポータブルDVD特集
ちょっと高いが満足度は上々――松下ポータブルDVD「DVD-LX95」(2/3 ページ)
最前部にボタンが集中している理由は、液晶部がモノアーム機構になっており、画面を前へせり出してのスタイルでも観賞可能なためだ。
市販DVDビデオを入れると、認識されるまでに10秒弱、それから4~5秒程度で再生が始まる。ディスクの回転音は開始・停止時でも非常に小さく、また耳障りな音でもないので、ほとんど気にならない。また、長時間視聴していると、本体底面の左側がやや温かくなるが、熱いというほどではない。
東芝「SD-P1600」の記事で液晶が粗く感じると書いたが、パナソニック「DVD-LX95」と並べて比較してみると、「DVD-LX95」のほうがさらにやや粗く感じる。「DVD-LX95」の仕様には液晶画素数が記載されていないが、見た感じ、おそらく「SD-P1600」と同程度と思われる。つまり、画面サイズが7型→9型とひと回り大きい分だけ、少し粗く見えるのだろう。もちろん、画面から受ける迫力は格段に高い。
ノーマル設定では「DVD-LX95」はやや色の濃い絵づくりという印象。並べていると、「SD-P1600」のほうがニュートラルに感じられる。明るさはデフォルトではやや暗く感じる人もいるかもしれないが、その場合は画面設定のBRIGHT(デフォルトは0で、-5~+5に変更可)を上げればいい。いずれにせよ、画面周辺での明度低下は見られず、画面の隅々までほぼ均一だ。
また、モニター設定では、4:3映像の表示方法をNORMAL/FULL(画面全体に拡大)/ZOOM(アスペクト比を維持したまま拡大)から選択できる。NORMALにしておけば、4:3映像は横に黒帯つき、16:9映像はワイド画面全体に表示と、きちんと自動切り替えしてくれる。非スクイーズのワイド収録作品に関しては、ZOOMを利用すればいい。ただ、この際、字幕がはみ出てしまうケースもある。表示メニューから字幕移動は可能だが、下にしか動かせないのでうまく対処できなかった。また、できれば、ズーム時に画面全体を上下左右へ移動可能にしてほしい。
前後チャプターへのスキップは1秒程度。全体に操作への反応はよく、また、本体に配置されているボタンはすべて大きめなので、確実に応答してくれる。電源や音量調整がメカニカルスイッチではなく、リモコンでも操作可能な点も使いやすい。
早送り・早戻しは、リモコンのボタン、または、本体の前後スキップの長押しで実行。サーチは5段階で最大200倍速となり、2倍速なら音声も聴ける。さらに、メニューから再生速度の項目を呼び出せば、1.1/1.2/1.3/1.4倍速の早見/早聞き再生、0.6/0.7/0.8/0.9倍速での遅見/遅聞き再生も利用可能だ。
バッテリーの充電は、やはり電源をオフにしないと行われない。ただ、AC接続時でも停止状態が約15分(バッテリー駆動時は5分)続くと、自動的に電源を切ってくれるので、充電をし忘れることはほぼないだろう。また、再生中に画面を閉じると、そのまま継続しつつ、自動的に液晶画面がオフになり、スピーカーからの音も鳴らなくなる(ヘッドフォン使用時はそのまま聴こえる)。
ACアダプターは「SD-P1600」と同じく、ノートPCでよく見かけるタイプで、ボックス部は105×48×30ミリ。ケーブルはプレーヤー本体への接続側が1.2メートル、コンセントへつなぐ電源ケーブルが1.8メートルで、合計で3メートル程度となる。
マニュアルには満充電までに約5時間と書かれているが、実測では約4時間半弱程度ですんだ。一方、バッテリーでの駆動時間は、DVDの連続再生を行った場合、5時間15分でバッテリー切れマークが点滅し、それから約10分で電源オフとなった(BRIGHTレベルにより異なるようだが、このテストではデフォルトの0のまま。また、ヘッドフォンを使用)。最低でも映画2本分はもってくれるといっていい。
また、1時間だけ充電してから、連続再生を再開した場合、1時間25分あたりでバッテリー切れマークが点滅、同じく約10分後に電源オフとなった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
Discord、公開サーバの会話をGoogle検索などの対象に プライバシーへの懸念も
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR