レビュー:ポータブルDVD特集
スロットインでスマートにDVD鑑賞――DreamMaker「C-3FM」(2/3 ページ)
ディスクは右側面のスロットから挿入。10秒ほどで認識され、即座に再生が始まる。スロットイン構造は、本体デザインへの寄与だけでなく、安定性の面でもメリットがあるようだ。トップローディングタイプでは、ドライブカバーに不安を感じるケースも多かったが、この製品ではディスクをいったん挿入してしまえば、確実にローディングされ、安定した回転を行ってくれる。本体を少々動かしても、ディスクの擦れるような異音などは生じない(もちろん、大きく動した場合は別だが)。また、動作時にはかすかな高周波ノイズが発せられるものの、ディスクの回転音はほぼ気にならないレベルだ。
市販のDVDビデオのほか、ビデオモード記録であればDVD±R/RWも再生できる。本体でのDTSデコードも可能だ。2層記録のDVD-R DL、および、DVD+R DLも特に問題なく再生された。ほかの多くの製品と同じく、オーディオCDや、CD-R/RWに保存されたMP3やJPEGの再生にも対応している。ただし、VRモードで記録したDVDには非対応だ。
本体のみであれば、サイズは231(幅)×170(高さ)×26(厚さ)ミリとコンパクトだ。バッテリーは折り畳み構造で、スタンドとしても利用するのだが、伸ばした状態では220×110×20ミリ程度の大きさとなる。バッテリーをL字にすれば、合体したままでも本体に高さが15ミリ、一部の厚みが20ミリ程度加わっただけですませられるが、その状態ではDVD鑑賞はもちろん、持ち運びにもあまり適さない。移動時にはバッテリーを取り外すのが基本と考えたほうがいいだろう。付属キャリーバックも合体状態では収納不可だ。
バッテリーの重さからして、さぞや長時間再生が可能だろうと思い込んでいたら、「フル充電から3~3.5時間の連続使用が可能」と書かれている。少々期待はずれだが、実測でも3時間28分程度と仕様に準じた結果となった。また、充電には約4時間が必要だ。
画面はワイド8.5インチで、画素数は480×234ピクセルとなっている。ここまで紹介してきた製品と大差ないわけだが、液晶の隙間があまり目立たず、表示品質はなかなかよい。明るさも十分で視野角も広いため、少し距離を置いて眺めていても、しっかりと映像を楽しめる。
ただ、難点もある。動きの速いシーンにはどうも弱いようで、場合によっては残像がかなり目障りだ。また、近接で凝視すると、色ズレ(にじみ)も発生している。ただし、ともにあくまで“若干”というレベルであり、トータルで見れば、これまで紹介してきた製品の中でも優秀な部類に入る表示品質だ。
4:3映像への対応は、ほかの多くの製品と同じく、手動で画面モードを切り替えないと、横に引き伸ばされた表示になってしまう。しかも、この製品の場合は、画面モードの切替が1ボタンではないのが輪をかけて面倒だ。本体にしかない「M」(モード)ボタンを4回押し、カーソルで4:3を選ばなければいけない。また、4:3画面モードにした場合に、ズームを行っても画面いっぱいには表示されない点も同様。このあたりにきちんと対応していた製品は、いまのところ、パナソニック「DVD-LX95」のみである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR