圧縮音源もCDクオリティ――ビクターの高音質化技術「net K2」(1/2 ページ)
ビクターエンタテイメントと日本ビクターは9月15日、両社のデジタル高音質化技術「K2」を圧縮音源向けに改良した「net K2」を発表、同技術を用いた高音質音楽配信サービスを10月1日より開始すると発表した。
K2は両社が1987年より開発/実用化を進めている高音質化技術で、デジタル信号の伝送過程に発生する音質変化を排除するインタフェース技術「K2デジタル信号伝送技術」や、マスターテープをDVD-AudioやCDなどへ変換する際に音質を変化させない「K2高音質化情報処理技術」などで構成されている。
net K2はこのK2をベースに圧縮音源の高音質化を目指した技術で、「配信前の高音質化技術」(K2プリ処理技術)、「伝送過程における音質変化要因の除去」、「機器再生時における高音質化処理」(ポスト処理技術)の3つから構成されている。
圧縮音源の形式(フォーマット)はそのままに、それぞれの技術を「マスターテープからの圧縮処理」「音楽配信時」「端末再生」それぞれの段階で活用し、包括的な音質の向上を狙う。
本来アナログなものである音楽をCDなどのデジタルメディアに納める際には、何らかの変換/圧縮を行う必要があり、圧縮時には人間の耳には聞こえにくい部分からカットすることになる。聞こえにくい部分といっても、原音からなんらかの要素をカットしてることには変わりなく、マスターテープに比べると「躍動感や感動のようなものが失われてしまう」(同社)。
K2プリ処理技術はマスターテープからデジタルマスターを作成する際に、このカットされてしまう要素をデジタル処理によって補完する技術。デジタルマスターの高音質化をはかる技術であるので、AACやWMA、ATRACなど、どのようなデジタルフォーマットを使用する場合でも「オリジナルのマスターにより近い」音質を実現するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR