インタビュー
「iPodのスタンスは変わらない」――米Apple幹部が語る“新iPod”(2/2 ページ)
――iMac G5にはリモコンから音楽/DVD/写真/動画の再生が行えるインタフェース「Front Row」が搭載されました。Front Rowの操作感覚はiPodの操作感覚に近いと感じましたが、そのように意図したのでしょうか。
ボーガー氏:MacとiPodの開発チームは常に社内で連絡を取り合っており、ソフトウェアについても同様です。Front Rowのシンプルかつ直感的な操作インタフェースは、iPodを使える人ならば使いこなせるようにデザインされています。
iMac G5のリモコン(Apple Remote)を使えば、新型Dockにセットした第5世代iPodの操作も行えます。ハードウェア面においても、iMac G5とiPodの操作感覚は共通となるようにデザインされているのです。
――モバイルユーザーにはiBookとPowerBook、エントリーユーザーにはMac mini、パワーユーザーにはPowerMacとラインアップされているように思うのですが、iMac G5がメインとするターゲットはどのようなユーザーなのでしょう。
ボーガー氏:基本的にはユーザーの利用スタイルにマッチしたMacを勧めることになります。iMac G5はデスクトップマシンの形態を取っていますが、デザインも美しく、家庭やオフィスいずれの利用にも適したマシンです。OSはMac OS X“Tiger”ですし、最高のコンピュータだと思っています。
「iPodはBestなMusic Player、そのスタンスは変わらない」
――iTunesもバージョン6となり、対応するiPodへビデオコンテンツの転送も可能になりましたが、HDDにあるビデオコンテンツをiPodへ転送したい場合、コンテンツをiTunesへドラッグ&ドロップするだけでいいのでしょうか
イング氏:ご存じかもしれませんが、iTunesのバックではQuickTimeが動いています。自分のHDDにあるビデオコンテンツをiPodへ転送したいときには、一度QuickTimeでビデオを再エンコードしてやる必要があります。ただし、再エンコードするためにはQuickTime Pro 7が必要です。
家庭で撮影したカムコーダーなどの映像をiPodへ転送したいという場合、Mac OS環境ならばiMovieで処理すればいいのですが、Windows OS環境の場合にはなんらかのソフトでPCへの移行と編集を行った後に、別途インストールしたQuickTime Pro 7で書き出すという手順が必要になります。
――最後の質問です。プレゼンテーションでジョブズ氏が「音楽が大切だということを感じている」とコメントしていましたが、新製品の投入でiPodの位置づけに変化はあったのでしょうか?
イング氏:iPodはいまでも「BestなMusic Player」です。新しいiPodは優れたムービープレーヤーですが、この位置づけは変わることはありませんし、フォトビューワやポッドキャスト、ビデオコンテンツなどの再生機能も“iPodは音楽を楽しむデバイスである”という基本スタンスを拡張するものでしかありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR