Canon EXPO 2005 in Tokyo

SED/笑顔シャッター/燃料電池/LCOSリアプロ――“あっちより面白い”Canon EXPO(2/3 ページ)

 すぐに思いつく応用例は、デジカメに組み込むケースだろう。「はい、チーズ」といわなくても、カメラが自動的に被写体の笑顔を検出してシャッターを押してくれるというわけだ。

 「大量の画像から笑顔だけを検出するといった画像検索にも応用できる。。泣き顔や怒った顔よりも、笑顔なら一般的には成功写真といえるので、大量のスナップからベストショットを抽出する手助けになるかもしれない。また、この技術をロボットに組み込めば、表情を読み取って判断できる“顔色をうかがうロボット”のような応用も考えられる」(同社)

photo そのほかの顔検出応用例。目をつむっている間はシャッターを切ることができない「まばたき撮影防止」
photo 顔を連続的に検知することで、被写体の動きを追尾する「自動追尾」
photo パーソナルイメージングのエリアで注目を集めていたのは、昨日10月25日に発表された無線LAN機能搭載「IXY DIGITAL WIRELESS」。802.11bの無線LAN方式を使って、プリンタやPCとのワイヤレス接続に対応している。会場では同社のフォトプリンタ「SELPHY CP710」とのワイヤレス印刷のデモを実施

Kiss Digital Nのバッテリーサイズに4.6リットルの水素――キヤノンが考える燃料電池

 同じく「Future Technology」のコーナーでは、昨日10月25日に報じられた燃料電池が公開されていた。

photo 燃料電池。左がデジタル一眼レフカメラなど高出力が必要な機器向けで、右がKiss Digital Nなどに使われているリチウムイオン充電池(BP-51xx系)とほぼ同サイズのもの
photo 大きなサイズの方の燃料電池を発電ユニット(左下)と燃料カートリッジ(右上)に分けたところ
photo 大きなサイズの方の燃料電池をKiss Digital Nのバッテリーグリップに組み込んだ例

 キヤノンが開発した燃料電池の特徴は、燃料に従来から使われてたメタノールではなく、水素を直接利用した水素燃料電池である点。メタノール型に比べて高出力な燃料電池を小型サイズで実現できるメリットがあるという。

photo コンパクトデジカメの内蔵例。グリップ部に燃料電池を収めている。燃料電池の化学反応で必要な空気を取り込むエアダクトが設けられている

 「Kiss Digital Nなどに使われているリチウムイオン充電池(BP-51xx系)とほぼ同サイズのカートリッジに4.6リットルもの水素が入っており、それを2.5気圧という比較的低い気圧でカートリッジ内に収めている。研究段階なので、具体的な商品化の時期は未定。技術的な課題のほか、水素を直接使うので安全性のテストや認可の問題もある」(同社)

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