今日から始めるデジカメ撮影術
第42回 ブレとボケの関係(1/5 ページ)
2005年から2006年のデジカメ新製品は「いかにブレを抑えるか」がテーマになってきた。それほど「ブレ」は失敗写真のもとなのだ。でも、意外に「ブレ」について分かっている人は少ないようで、非常に基本的なことなので、ここでちゃんと押さえておこう。
手ブレと被写体ブレとピンボケの判別
失敗写真にもいろいろあるが、一番「失敗した」と感じるのは、「一番撮りたかったものがちゃんと写ってない」こと。
「写ってない」にも、暗すぎたり明るすぎたり色がヘン、という問題もあれば、真ん中に入れたつもりがずれてしまったとか、まっすぐ撮ったつもりなのに傾いてしまったとか、あくびした瞬間を撮りたかったのに口を閉じた後だったとか、そういうのもある。
でも今回は「なんか、もやっとしていてくっきり写ってない」という問題を取り上げよう。
その原因は……レンズが汚れていたのに気づかなかった、というケースを除くと、「ブレ」か「ボケ」だ。「ブレ」には2種類あって、「手ブレ」と「被写体ブレ」がある。これらを混同しないようにすれば、失敗はグンと減るはずだ。
手ブレは「撮影した瞬間にカメラが動いていたため、画像が全体にブレて写る」こと。一方、被写体ブレは「カメラは固定してあったけど、被写体が動いちゃって被写体だけがブレて写る」こと。
この2つの“ブレ”の違いは「全体がブレているか、一部だけがブレているか」で見分けられる。
ボケはいわゆる「ピンボケ」。ピントが合ってない写真のことだ。
ピントが合ってないというのにもいろいろあって、画面全体のどこにもピントが合ってないというケースと、被写体以外のものにピントが合っちゃったケースがある。
ピンボケの原因は2種類ある。1つは使う人のミス。料理を近距離で撮ろうとしたのにマクロモードになってないとか、風景モードのまま近距離の撮影をしちゃったとか、マクロモードだけど近寄りすぎたとか、空のようにピントが合いづらいものを撮ったときとか。ピントが合ってないときは画面に何か表示が出るなどカメラ側も知らせてくれるのだがそれが目立たない機種もあり、さらにピントが合ってなくてもシャッターは切れるのでピンボケ写真もできちゃう。
もう1つは、カメラがうまくピントを合わせられなかったとき。薄暗い場所はピントが合いづらいし、背景にピントが合っちゃうこともある。
いずれにせよ、逆光、日陰、薄暗い夕刻、室内など撮影条件がよくないときに起こりやすい。そして広角側より望遠側で撮ったときの方が起こりやすい。この2点に該当するときは慎重に撮るべし。
まずはブレとボケを見分けよう。ボケは全体に「もやっ」とした感じで写る。ブレは手ブレにしろ被写体ブレにしろ、一方向にちょっとずれて写る。どちらかによって対策が違うので見極めは重要だ。
ボケはできるだけ被写体を中央において、ピントが合ったのを画面上で確認してから撮ることでかなり防げる。手を伸ばして触れるような距離で撮るときは、マクロモードにするのがお勧め。
逆に空のようにのっぺりしたものにもピントは合いづらいので、遠距離でピントが合わないときは、遠距離にあるほかのものでピントが合うものを見つけ、そこでフォーカスロック(シャッターボタンを半押しにする)してから撮るのがいい。
分かりやすいように例を見てみよう。
ブレの場合はシチュエーションや状況でいろいろな方法が使えるので、次で詳しく説明しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR