ローマで日本アニメ海賊版を初摘発
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、イタリア・ローマ市内などのアニメショップ3店が日本のアニメやゲームの海賊版を販売していたとして、著作権法違反の疑いで同市当局はショップを摘発、400枚以上のDVDを押収した。日本製コンテンツの著作権侵害による刑事摘発は同国初という。
ACCSによると、ローマ財務警察は3月下旬、ローマ市内の2店とボローニャ市内の1店を家宅捜索し、海賊版DVD約400枚と音楽CD、Tシャツなどを押収した。
イタリアでは日本アニメの人気が高く、「明日のナージャ」「宇宙空母ブルーノア」「The かぼちゃワイン」などが放映されている。ACCSが昨年現地調査したところ、未放映作や商品化されていない作品の海賊版DVDが大量に流通していたという。
ACCSの調査に基いて講談社やスクウェア・エニックスなど6社が当局に告訴し、摘発につながった。このうち1店は2004年の時点で毎月2万枚以上の海賊版を販売し、日本円で5000万~1億円以上を売り上げていたと見られ、正規業者による同国内の日本製コンテンツ流通額約28億円の6割を占めると推計している。
摘発されたローマ市内の2店をACCSが家宅捜索後に調べたところ、1店は海賊版販売をやめ、1店は海賊版が販売されていたものの、告訴対象の作品が撤去され、品揃えも減っていたという。ACCSは「家宅捜索の効果が裏付けられた」とし、「現地での日本コンテンツの正規ビジネス環境をつくるための第一歩になる」と評価している。業者はネットを通じて欧州各国向けに販売していた疑いもあり、拡散の歯止めになることも期待している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR