GoogleとEarthLinkのWi-Fiサービスは有料でも広告付き?
サンフランシスコ市は4月6日、地元住民だけでなく観光客も利用できる全市レベルのWi-Fiサービスの提供に関するEarthLinkとGoogleによる提案を採用すると発表した。この共同提案では有料と無料、両方のサービスがあるが、非常にはっきりしているのは、両方のサービスで広告が重要な役割をはたすということだ。
無料サービスではベストエフォートで300Kbpsのデータ転送速度が見込まれている。このサービスはGoogleのさまざまな技術で届けられるロケーションベースの広告によって成り立つ。だが、サンフランシスコ市のRFP(提案依頼書)にEarthLinkとGoogleが応じたパブリックバージョンで分かるように、プレミアムサービスに追加料金を払ったとしても、同様に広告表示がされるものと予想しなければならない。
プレミアムサービスはデータ転送速度がベストエフォートで1Mbps(1Mbps保証ではない)で、ユーザー認証のために専用ポータルページを使う。
このポータルページでは「広告コンテンツを表示する機会を提供する」とGoogleとEarthLinkの提案書にはある。
提案書でわたしが最も気に入っているのは54ページの次の部分だ。「一般的に、EarthLinkはいかなる違法な製品やサービスの広告もサポートしない。また、ある種のリッチメディア広告やポップアップ広告などといった煩わしい広告手段もサポートしない」
わたしたちは皆、日常に入り込んでくる広告に慣れてしまっている。「無料」という概念をうまく利用しようとするあまり、煩わしい広告をしぶしぶ受け入れることになる。
だが、わたしたちはすでに支払ったものについてまで広告を受け入れるよう訓練されている。地元のシネコンのチケットであろうが購入したDVDであろうが、広告がついてくる。
EarhLinkはこうした訓練を利用し、わたしたちが広告を受け入れる限界を押し広げている。提案書では、EarhLinkはサンフランシスコ市と共同で、どんなタイプの広告が適切か判断すると書かれているが、新しく、今のところ詳細不明の広告に関しては、今後参入の可能性が開かれている。
わたしたちは、その広告路線に乗っていかねばならないのだ。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR