レビュー
超高感度で撮れるスナップデジカメ――「FinePix F30」(1/4 ページ)
昨春発売の「FinePix F10」は、コンパクトデジカメの高感度としては画期的な高画質を実現した。コンパクトデジカメの小さなCCDの場合、高感度ではノイジーになるのは仕方ないと思われていたが、FinePix F10はその固定観念を崩した。昨秋にはマイナーチェンジ機「FinePix F11」が登場。CCDや回路に変更はなかったが、シャッター優先AEや絞り優先AEに対応したことで撮影の自由度が広がった。
そして、この春フルモデルチェンジをして新登場したのが「FinePix F30」だ。新世代のスーパーCCDハニカムの搭載とノイズリダクション回路の改良によって画質が向上し、従来より1段上の最高ISO3200の高感度を達成した。フラッシュオフで撮る場合に手ブレや被写体ブレを低減でき、フラッシュオンで撮る場合には背景を明るく写せる。
ISO3200の画質がどの程度なのかは、実際に撮った作例を見るのが早い。低感度側の画像に比べれば当然ノイジーではあるが、ISO3200で撮れる数少ないコンパクトデジカメの中では最優秀といっていい。フィルムの場合でもISO3200ならかなりざらつきが生じるので、一眼レフ機ではない手軽なスナップ機でこれだけ撮れれば御の字だ。
感度メニューでは、ISO100~3200までの6段階と、2種類のAUTOモードを選べる。画質重視なら、明るさに応じて最高でISO400までアップする「AUTO(400)」を、ブレ防止を優先するなら最高でISO1600までアップする「AUTO(1600)」をそれぞれ利用するといい。また撮影モードを「ナチュラルフォト」や「ブレ軽減」にセットした場合には、感度は自動的に最高ISO3200まで上がる。
個人的には、少しでも高画質で撮りたい欲があるので、ISO3200はどうしてもブレを抑えたい特別なケースのみで使用し、積極的には選ばない。ISO3200の実現は高く評価するが、わたしにとってはそれ以上にISO800や1600の画質が従来よりレベルアップしたことがうれしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR