新作DVD情報
パニック映画の金字塔をリメイク――「ポセイドン」
ポセイドン 特別版
1972年にジーン・ハックマン主演で映画化され、世界的に大ヒットし、パニック映画の金字塔となった「ポセイドン・アドベンチャー」が、オリジナルを遥かに超えるスケールで復活。監督は「U・ボート」「パーフェクト ストーム」など、海洋スペクタクルならお任せのウォルフガング・ペーターゼン。
10月6日にリリースされるDVDは1枚組の通常版(2980円)と、2枚組の特別版(3980円)の2種類。特別版にはメイキング、さかさまの世界、“ポセイドン”体験記など約75分に及ぶ映像特典がつき、スペクタクル映像の裏側を垣間見られる。
北大西洋を航海中のポセイドン号は、ジム、ディスコ、プール、水族館など最新設備を完備した、さながらホテルのような豪華客船。ブラッドフォード船長の乾杯の音頭で、新年を迎えるカウントダウン・パーティが始まっていた。元NY市長のラムジー、その美しき娘ジェニファー、ギャンブラーのディラン、息子を溺愛するシングルマザーのマギーら4000人の乗客乗員たちは、大みそかの夜を楽しんでいた。
そのころブリッジでは、水平線を調べていた航海士が、45メートルの巨大波を目撃。そのローグ・ウェーブは猛スピードで船に向かってくる。致命的な打撃をかわそうと、必死で舵をとるが、時すでに遅く、船体は180度さかさまに転覆してしまう。流れ込んだ海水と火災の発生で人々は次々と命を落とし、船内はパニック状態に。
生き延びた数百人は水面下のダンスホールで救助を待っていたが、ディランはホールもいずれ浸水すると判断。今はてっぺんにある船底から脱出しようと行動を起こす。行方不明の娘ジェニファーを捜すラムジーら5人も彼についていくことを決心する。暗闇の中、巨大迷路のような船内から、果たして脱出できるのか!?
出演は「バックドラフト」のカート・ラッセル、「オペラ座の怪人」のエミー・ロッサム、「ステルス」のジョシュ・ルーカス、「陽のあたる教室」のリチャード・ドレイファスら新旧スターが勢ぞろい。オリジナル版とは登場人物の設定が変えてあるので、オリジナル版のファンの人も、別物として楽しめるはず。
最大の見どころは、ポセイドンがあっという間に転覆するシーン。天地がひっくり返り、船内はメチャクチャに破壊され、船外に押し出される人、落下物に押し潰される人、海水で溺れる人など、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
ILMの最新VFX技術と、細部をリアルに再現した巨大セットを組み合わせ、時に34万リットルもの水をセットに流し込み、未曾有のスペクタクルシーンを作り出すことに成功。それはあまりにもリアルで、一瞬にして悪夢の瞬間に陥り、待ったなしのサバイバル状況へ巻き込まれていく恐怖を、まるで乗客のひとりになったような感覚で味わえる。
災害に巻き込まれた人々のドラマ部分もクローズアップされると思いきや、本作はその人生模様が大胆にもカットされ、ひたすら水攻め火攻めから、いかに脱出するかに焦点が当てられている。愛だの恋だの友情だの中途半端に描いたお涙頂戴劇よりも、むしろ潔さを感じる。98分という短さなので、テンポの良さも◎。
関連作として、元ネタの「ポセイドン・アドベンチャー コレクターズ・エディション」(20世紀フォックス)と、上質なTVムービーを送り出すホールマーク社が手がけた「ポセイドン・アドベンチャー」(日活)が発売中だが、ワーナーからは「ポセイドン・アドベンチャー2」が同時リリースされる。こちらはマイケル・ケイン、テリー・サヴァラスらが主演を務め、「タワーリング・インフェルノ」のアーウィン・アレンがメガホンをとった正真正銘の続編なので、あわせてどうぞ。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/poseidon/(公式サイト)
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