ロジクール、新感覚の学習リモコン「Harmony」を国内展開
ロジクールは9月15日、ネットワーク対応のユニバーサルリモコン「Harmony」シリーズを発表した。第1弾はカラー液晶とバッテリーを搭載した「HM-882」と、モノクロ液晶&乾電池駆動の「HM-522」で、どちらも9月21日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は、HM-882が2万9800円、HM-522は1万4800円。
同社の親会社である米Logitechが数年前から展開しているHarmonyシリーズのローカライズ版。日本市場に合わせ、デジタル放送用の4色カラーボタンやひらがな/カタカナ/漢字表示を加えた。
Harmonyシリーズは、パソコンを介してリモコン信号をダウンロードする“ネットワーク対応”学習リモコン。Windows 2000/XPもしくはMac OS X(10.2以降)のパソコンとUSB接続し、専用のWebアプリケーションを使って使用するAV機器の赤外線信号データをインターネットを介して取得する仕組みだ。Logitechのサーバにある赤外線信号のデータベースには、4000メーカー/17万5000機種(8月末現在)のリモコン信号が登録されており、「ユーザーは導入作業を簡素化しながら、家庭内で増え続けるリモコンを1つにまとめることができる」(同社新規事業開発部プロダクトマネジャーの倉石英典氏)。
また、異なるメーカーのAV機器に対して一連の作業を指示する“アクティビティ”が容易に作成できるのも特徴だ。たとえば「DVDをみる」というアクティビティを選択すると、DVDプレーヤーとTVの電源を入れ、TVの入力を切り替え、プレーヤーで再生を始めるといった一連のリモコン信号を送出できる。一般的には“マクロ”と呼ばれる機能だが、設定が簡略化されていることにくわえ、機器の状況に合わせてリモコンが送出する赤外線信号を“動的に組み替える”点が異なる。
一例を挙げると、「TVを見る」を実行したあとで「CDを聞く」を選択したとき。テレビの電源はオフになるが、DVDプレーヤーの電源はオン状態のまま。これは「TVを見る」でTVの電源がオンになっていることをリモコンが把握し、次にTVが必要ない動作を指示されたときにTVを消すステップ(赤外線信号の送出)を「CDを聞く」というアクティビティに動的に加えたことを示している。従来のマクロ機能にはなかった部分だ。
「リモコンは機器の状況を把握し、目的に合った動作をフレキシブルに選択する。これは“Smart State Technology”という独自の技術。一般的なマクロでは、次のマクロを使うときに一度すべての電源をオフにしないと正常に動作してくれないが、Harmonyなら、その必要はない」(同社)。
またデータベース上のリモコン信号には、DVDレコーダーの電源を入れてから何秒後に次の指示を受け入れるといった“待ち時間”の情報などが“属性”として含まれている。このため、ユーザーはマクロ作成時にあえてレイテンシを設定する必要がない。Webアプリケーションの画面で単純に機種を選び、目的にあった“アクティビティ”をリストから選択するだけで、高機能なマクロプログラムが出来上がるという寸法だ。もちろん好みのアクティビティを一から作ることもできる。
「学習リモコンというと、敷居が高いと感じるかもしれないが、アクティビティを使えばワンプッシュでいくつもの機器をコントロールできる。Harmonyは“シンプルさ”という高機能を提供するものだ」。
アクティビティは、HM-882で最大255個まで(1画面に8個まで)、HM-522は8個まで(1画面に4個まで)登録可能。また「デバイス」ボタンを押せば、機器を個別に操作する“デバイスモード”に入ることができる。同時に登録できる機器は、HM-882が最大15台、HM-552は12台。
HM-882は160×128ピクセルのカラー液晶を備え、リチウムイオンバッテリーを内蔵。充電器を兼ねたクレードルが付属する。バッテリー持続時間は「使い方によるが、一般的には1週間程度は持つ」(同社)。一方のHM-552は、単四形乾電池×4本を使用する。画面はモノクロだ。
本体サイズと重量は、HM-882が55(幅)×200(長さ)×30(厚さ)ミリ、約164グラム(本体のみ)。HM-552は53(幅)×210(長さ)×20(厚さ)ミリ、約161グラムとなっている。なお製品パッケージには、専用ソフトウェア「Logicool Harmony Remote Software 5.3」のほか、USBケーブル、ユーザーズガイドなどが付属する。
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