SAPが反論「Oracleの発言は虚偽」
「(米OracleのCEO)ラリー・エリソン氏の、SAP製品および買収戦略に関する発言は全くの虚偽」――独SAPは9月19日、副社長ビル・ウォール氏のコメントを発表し、同日のOracle幹部の発言に反論した。
問題のエリソン氏による発言は、9月19日に行われたOracleの6~8月期決算発表の際のもの。Oracleのチャールズ・フィリップス社長がアプリケーション市場に関し「OracleはSAPのシェアを奪っている」と発言したのに加え、エリソン氏は「SAPはSOA(サービス指向アーキテクチャ)への移行に苦労している」と発言。Oracleが次世代ERPアプリケーションスイート「Fusion」を2008年に導入予定なのに対して、SAPの次世代アプリケーション導入が2010年の計画であることに触れ、「SAPは(SOA移行が)我々より2年遅い」とし、さらに「(SAPのヘニング・カガーマンCEOは)成長鈍化に対処するため、最近は買収戦略を語っているが、これはSAPにとって大きな方向転換だ」と語った。
これに対し、SAPのウォール氏は「SAPは2003年1月からSOAに対するビジョンを明確にし、戦略的買収を行いながら着実に成長を果たしてきた」と反論。次世代アプリケーションについては、OracleのFusionはまだ「プレゼンの中だけの存在」であるのに対し、SAPは2006年6月以降、既にmySAP ERP 2005で世界レベルのERPプラットフォームを実際に顧客企業に提供しており、定期的に機能拡張を行っていくため「2010年まで大規模なアップグレードの必要がない」とした。
ウォール氏はまた、OracleのFusionの進捗に関するこれまでのコメントにも言及。Oracleが、1月に「中間地点」と表明しておきながら、2週間前には「まだ半分に至っていない」と発言したとして、「Oracleは市場に対し、正直に進捗を語るべきだ」と批判した。
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