Oracle、ビジネスアプリ統合ロードマップの進捗を説明

Oracleは、Oracle Fusion ArchitectureとOracle Fusion Applicationsに関する進捗報告を行った。開発プロセスの半分を既に終えており、2008年に提供するという目標どおりに進んでいるという。

» 2006年01月20日 17時39分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは1月18日、Oracle Fusion ArchitectureとOracle Fusion Applicationsに関する進捗報告を行い、開発へのコミットを約束した。

 Oracleのチャールズ・フィリップス社長は「当社はOracle Fusion Applicationsの開発プロセスの半分を既に終えており、2008年に提供するという目標どおりに進んでいる」と述べ、Fusion Customer Councilに参加している顧客やパートナー企業からは短期間での成果を評価されていると、自画自賛した。

 同氏は「当社顧客のうち80%がOracle Fusion Applicationsにアップグレードを行うだろう」と予想している。

 アプリケーション開発担当副社長のジョン・ウーキー氏は、2006年に搭載予定の新機能「Web Services Repository」について述べた。これがOracle Fusion Applicationsにアップグレードするための基礎部分となる。Oracle XMLを活用する新しいリポーティング機能は既存のOracle E-Business Suite、PeopleSoft Enterprise、JD Edwards EnterpriseOneのいずれも利用可能という。

 既存のビジネスアプリケーションユーザーに対する資産保護も確約した。2006年中にはOracle E-Business Suite 12、PeopleSoft Enterprise 9、JD Edwards EnterpriseOne 8.12をリリース予定。2007年にはJD Edwards Worldの新版が予定されている。これらの将来リリースは、Oracle Fusion Applicationsへの移行が容易になるような機能が追加されていると、ウーキー氏は説明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ